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OTC類似薬の「保険外し」議論、薬剤師にも直撃する未来

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市販薬に近い医療用医薬品(OTC類似薬)を公的保険から外す議論が、本格的に動き出しました。

これは薬局や薬剤師にも大きな影響を与えるテーマ。

ピンチなのか、チャンスなのか?現場感を交えて、ツッコミ多めにわかりやすくまとめました。

OTC類似薬、保険から外すってよ

市販薬に効果が近いけど処方箋が必要な薬を、公的保険から外す案が浮上。

自民・公明・維新の3党協議体で議論スタート。

2025年末までに論点整理される見通し。

背景?そりゃお金ないからですよ

医療費爆増中。

高額療養費の自己負担アップ案まで出るレベル。

風邪で病院行って、カロナールとメジコンだけの処方箋を受けたりする調剤薬局の現場からすれば、「これOTCでよくね?」と思う場面も多い。

花粉症で、「病院行ったほうが安いから、時間かかるけど受診した」なんて声を聴くと、何の罰ゲーム?って思うし。

「30分待って3分で診察終わった」なんてまさにそれ。

診察もぱっと見レベルなら、診察料下げて「市販薬で様子見」って制度改革、そろそろ必要じゃない?

医師会ブチギレ案件

日本医師会は即反対。

理由は受診控え、経済負担、薬の誤使用への懸念。

でも裏を返せば、「病院のほうが安いから来てた患者」が減る=収入減るのがイヤ、ってのも正直あるよね。

でも薬剤師から見れば、ピンチにもチャンスにもなる

薬局も、簡単な処方箋だけさばいてチャリンチャリン儲ける時代は終わり。

これからは、OTCの限界を知る薬剤師が、患者と一緒に考える時代。

市販薬で何とかしようとするお客さんに「これ、病院行った方がいいよ」とアドバイスするほうが、患者の自己判断より精度高い。

実際、現場では受診勧めるケースのほうが多いくらい。

むしろ薬剤師が頑張れば、必要な受診を逃さない社会を作れるチャンス。

導入されたらどうなる?

対象は約7000品目とも言われる。

薬剤師には、患者に合わせた薬選び・受診判断の専門性が求められる。

調剤だけでは食えない。これからはサービスの質、ガチの実力勝負時代に。

まとめ:ピンチかチャンスかは、自分次第

軽症患者の処方箋は減る。でも、それを「収入減った」と嘆くか、「自分の価値を上げるチャンス」と見るか。

積み上げたスキルと判断力、ここで試されます。

 

真面目に解説バージョンはこちら

いま何が議論されているのか?

  • OTC類似薬(市販薬と効果・リスクが近い医療用医薬品)を保険適用から外す案が、
    自民・公明・維新の3党の協議体で本格議論入り。

  • 2025年末までに論点整理される見込み。

背景にあるのは?

  • 日本の医療費は逼迫、高額療養費の自己負担上限引き上げ案も出るほど。

  • OTC類似薬の保険除外は、以前から薬剤自己負担見直しの一環として議論されてきた。

  • 今回は、「いよいよ具体化」という段階。

日本医師会は強く反対

医師会は、

  • 受診控えによる健康被害

  • 経済的負担増

  • 薬の適正使用への懸念
    を理由に反対を表明。

しかし薬剤師が活躍できるチャンスでもある

筆者はこう見ています:

  • 受診控え? → 薬剤師が適切な受診勧告をすれば防げる。

  • 経済的負担? → 軽症はセルフケア、重症は保険で、社会全体で理解を深めるべき。

  • 薬の適正使用? → 薬剤師が支援してリテラシー向上に貢献できる。

もし制度が導入されたら?

  • 約7000品目が対象になる可能性。

  • 薬局・薬剤師には、患者の症状に合わせて適切に販売・助言する専門性と実力が問われる。

  • 調剤一辺倒ではなく、サービスの質で差がつく時代に。

結論:厳しい未来か?明るい未来か?

  • 軽症患者の処方箋は確実に減る。

  • でもそれを「ピンチ」と見るか、「チャンス」と見るかは、

    • 日々積み上げたスキル

    • 現場対応力
      によって決まる。

要するに、
「薬剤師が本気で求められる時代が来るかもしれない」
──そんな転換点に、今いるということです。