この方法にかかる経費は0円です。
今すぐ転職を検討している人にとっては、この内容を実行することはちょっと大変です。
時間は限られますができれば、必ずやってください。
いますぐは転職しない人こそ、この記事を読んで行動に移ってください。
それがあなたの為でもあり、全サラリーマン薬剤師の為にもなります。
年収をあげるための結論:薬剤師転職情報サイトに登録する
でも、残念ながら、ただ登録するだけでは年収アップは見込めません。
- 複数個所登録
- 希望の条件を伝える
- 担当者さんとしっかり連絡を取る
- 時間を味方につけて長期戦
これが結論です。
なぜか。
実体験をもとに詳しく説明します。
目標は、
- 30代初めで700万円前後
- 年間休日120日
- 月間残業時間10時間以内
です。
免責
この記事は一つの見解にすぎませんので、発生した利益、不利益ともに一切責任は負いかねます
転職サイトの、「年収900万円!!」などの求人は、残念ながら巡り合ったことがありませんので先にお伝えしておきます。
僕自身のスペックがそこまで至らない可能性もありますが(笑)
薬剤師の平均年収は、543.8万円 (39歳) H29 厚生労働省
39歳で、年収600万円以下の正社員薬剤師さん
あなたは自分の価値を安売りしています!
顔には出さずに、時々心の中に思うことだと思います。
辞めたい感情の大半は、喉元過ぎればというやつで、しばらくすると忘れてしまうもの。
実際に行動に出ることは無いと思います。
そうやって、3年、5年と月日が流れていると、いつか本当に
「こんなところに居てはダメだ!」と思って、行動に移る時が来ます。
それはいつかは分かりません。
突然のことがほとんどです。
そこで初めて転職活動をはじめます。
でも、実情を知っていれば、今すぐにでも情報収集だけは始めた方が良いことが分かります。
私が転職サイトに登録したのは、正直なんとなくでした。
ちょっと仕事がつまらないなと感じ始めてた頃だったと思います。
でも、その時は転職するつもりは1ミリもありませんでした。
でも、「登録をしておいて良かった」ということがいくつかありました。
もし、あなたが
と宣言できなければ、ぜひ続きをご覧ください。
1円も使わずに、薬剤師が年収アップできる転職サイト利用法
転職サイトに登録して分かったこと
当時、薬剤師店長として大手チェーンドラッグストアで働いていました。
その時は調剤業務は一切やってませんでした。
調剤業務はスキルアップとして経験したかったが、転職してまでやろうとは思いませんでした。
その理由は、ずばり年収です。
当時の僕の労働状況はこんなでした。
- 年収は、まあ良い方でした。
- 通勤時間は長くても30~40分
- 残業は月1時間以下
- 第一類医薬品販売時間が朝からなので、勤務は9:00~18:00
- 休日:月10日~多いと12日
土日出勤や年末年始も仕事がありましたが、それを指し引いても、超絶ホワイトだったと思います。
ネットで得られる情報:薬剤師の年収の相場
それに対して、調剤薬局は管理薬剤師でも600万の求人しか出ていませんでした。
たまに650万の求人があっても、
(水)(土)半日勤務 日曜のみ休み
だったりしました。
当然、経験者で即戦力でなければ650万なんて無理でしょう。
年収が100万以上下がってまで転職したくないので、調剤を経験したい気持ちはあったが転職行動に移れませんでした。
ウソというか、やはり採用側も安く雇用したいから、相場を吊り上げるようなことはしたくないのです。
薬剤師の年収が決まる原理は
コンビニバイトの時給やガソリンスタンドの価格が、
まわりに合わさるのと同じ原理です。
転職サイト登録のきっかけは本当になんとなくです
なんとなく転職サイトに登録しでみました。
登録すると、エージェントさんから電話連絡がありました。
エージェントさんに、
と話を伝えておきました。
そのときは、
意外とあっさり却下されました。(笑)
良い求人がないまま、担当者とのやり取りは何回かありました。
しかし・・・
すると不思議なことに・・・
半年ぐらい経ったでしょうか。
調剤は未経験なのに・・・。
僕の住んでいる地域の薬剤師の求人の相場は、せいぜい高くて600万です。
これが、とにかく求人情報サイトに登録しておくべき理由の一つです。
転職サイトは、放置しても大丈夫でした
しかし、その後何年も転職はしませんでした。
すこし給料あがっても、新しいことやるのが面倒になったから。
意識低くてすいません。
情報収集がしたいとしっかり伝えておいたので、
しつこい連絡も来なかったです。
放置している間にも、担当者が時々変わるようです。
転職サイト側の人事異動なんだと思うんですが、
担当者が変わると連絡が一旦来ます。
何年も放置していたので、その間何回か担当者が変わりました。
気が向いたとき(たぶん、ちょっと転職に気分が傾いてたんだと思う)に
電話で話したりしました。
普段はメールでのやりとりだけにしました。
そこで感じた事。
同じ薬剤師転職サイトでも、担当者によって対応が違う
当然、相手も人間なんで、合う合わないがあります。
「もし転職しようとしているタイミングで、なんか合わない担当者さんだったら嫌だな」
と思い、ほかの転職サイトにも複数登録しました。
よく、転職サイトオススメランキングってあるじゃないですか。
でも、あれはあまりあてにならないです。
そりゃそうですよ。
転職サイトの【中の人】は100人いたら100人性格が違うし、その中の誰が自分と息が合うかなんて誰にも分らない。
だから、何個も登録しておけば、必要なタイミングの時に、自分と息が合いそうな担当者さんにお世話になることができます。
薬剤師転職サイトは複数登録しよう
おそらく普通は転職サイトを利用するときは、必要な時だけだと思います。
普通は、転職しよう!と思ったときだけ利用します。
僕みたいに色々登録したりとかはしないと思います。
ほとんどの人が、1社しか登録してないようです。
ネットで「おすすめの薬剤師転職サイト」とかを見て、口コミを見て登録します。
そして、そこで転職を決めてしまいます。
- 転職するときに、たまたまその担当者さんと息があった
- 転職するときにたまたま良い条件があった
この理由で転職が決まるならいいですが・・・
おそらく、
- 先ほどの、ネットで得られる【うわべだけの低い年収の相場】が頭の中にはいってしまっている
- 早く転職したいとの気持ちから、低い年収でも納得したフリをしている
実際、僕が働いている会社に入ってきた人の条件を聞くと、もったいないなという人が多いです。
そんな時は、「やっぱそんなもんだよね~うちの会社じゃ」と適当に会話を濁しています。
また、何の知識もなくその転職者の情報を聞いた社員は、「ボクは今の会社で恵まれてるから、転職はやめておこう」と思ってしまいます。
薬剤師の年収は、経営者同士が暗黙の了解でコントロールしてる
ガソリンの値段じゃないけど、僕たちの年収は裏でコントロールされてるんですね。
転職には非常にたくさんのエネルギーを使います。
中には、様々な理由で転職を余儀なくされてしまう人もいます。
多くの人は、現在の職場のごたごたの中での転職活動で力尽きて妥協してしまいます。
ましてや提示される低い年収が、ネットで見た情報と整合性バッチリなんですから。
そうならないためにも、ふだんから転職情報サイトに登録して、ゆるくつながっておくことが大事です。
転職情報サイトとの、普段のかかわり方
転職情報サイトの中の人も、僕たちと同じ人間です。
例え転職の意思が薄れているときに連絡があったとしても、礼儀正しく対応しましょう
今転職しないので・・・
忙しいので・・・
こんないい加減な対応はダメです
礼儀正しくも、潔く
- 今の年収以上の条件は譲れない
- 今よりも良い労働環境(休日など)でなければ転職の意思はない
- 連絡をくれたことに感謝する
これはしっかり伝えておきましょう。
時々かかってくる電話は、おせっかいな実家の母ちゃんからの電話だと思いましょう。
自分のことを気にかけてくれています。
いうべき条件はしっかり伝えつつ、連絡してくれたことに感謝を示しましょう。
薬剤師転職サイトで、いざ転職
さて、良い条件の案内があり、実際に転職を考えたとしましょう。
なんとなく気に入った担当者さんがいれば、そこから連絡をしてみても良いと思います。
普段から仕込みはバッチリなので、条件にあった転職先の案内が期待できます。
何度も言いますが、普段から担当者さんとつながりを持ちつつ、良い印象を残しておくことが重要です。
だから、できれば数年間かけた方が良いです。
少なくとも、ネットで出ている年収と同じような金額の提示がきて、がっかりして消耗することは無いでしょう。
転職しようとしているときって、心身ともに弱っています。
そんな時に低年収を提示されるから、もうなるようにしかならなかった・・・
これだけは絶対ダメです。
薬剤師転職サイトの付き合い方 まとめ
- 今の会社に一生ついていく社畜宣言ができない人は、時間がある時に登録する
- 転職するときは心身が弱っているので、元気なうちに登録しておく
- 転職サイトの【中の人】も色々です
自分にあう担当と巡り合うため複数サイト登録する - 時々メールや電話で連絡がくるが、礼儀正しく対応する
- 時々くる担当者さんからの連絡には、元気なうちに、しっかり条件を伝えておく
薬剤師転職情報サイト登録の、あと2つのメリット
ここまでは、ただ年収をあげることにフォーカスした薬剤師転職情報サイトのメリットをお伝えしてきました。
ただ、実際に登録してみると、年収アップ以外にさらに2つのメリットがあることに気づきました。
1つ目のポイントは、
転職情報サイトは、最先端の医療・調剤業界のニュースを無料で配信してくれる
業界のトレンドや、最新の学術情報などです。
スマホで流し読みしているだけでも、結構役に立ちます。
薬剤師研修などで集まった時の雑談なんかでも、さりげなくそういった話を交えたるすると、上司からも一目置かれたりします。
完全うわべだけの知識ですけど、そもそも薬局の経営者って、例外はありますが、薬学的知識を勉強していません。
調剤報酬などの「金」にはくわしいですが・・・
残念ながら、薬学的知識は、経営に必要ないようです。
なので、うわべ知識だけでも、お、さすが!ってなったりします。
2つ目は、重要なポイントです。
薬剤師転職情報サイトに登録しておくと、転職情報が頻繁にメールで届く
人は、誰からも必要とされていないと思った時が一番落ち込みます。
- 仕事でミスをしてしまった場合
- 成果があがらずに叱責されたとき
それでなくても、人は時々鬱っぽくなってしまいます。
- 調剤過誤をおこしてしまった。
- これから謝罪に行かなければならない。
- よりによって、ちょっとクセのある患者さんだった
そんなときは、つい弱気になってしまいます。
普段から転職情報に触れていると、自分が必要とされているというイメージが頭の中にできているんですね。
いつ転職しても大丈夫な求人に触れていると、不思議と自信につながります。
すべてをリセットしてやり直せると思うと、どんなトラブルの対応でも、次に生かせるいい経験だと前向きになれます。
思考をぱっと切り替え行動することができます。
実際、僕もこれで乗りきってきました。
ここだけの話、僕のメンタルは弱いです。
でも、わりとトラブルの対応を率先してやったりするので、メンタル強いとおもわれているかもしれません。
いつでも転職できる?という妙な安心感が自信を与えてくれるのです。
薬剤師転職情報サイトは、そういった心の支えにもなってくれます。
妙な安心感から、ついつい会社に偉そうな口をたたいてしまわないように。
謙虚な心は忘れないようにしましょう。
薬剤師転職サイトの給与インフレ効果?
ここだけのはなし、自分は今は転職する気はありません。
でも、やっぱり転職サイトには登録してあります。
今も、私の地域の求人はMAX600万円くらいなのは変わりません。
でも、現在僕はまあまあ良い年収なので、それより下回る転職先しかないのでしばらく転職はしないと伝えてありました。
すると、近所で、
「急募 年収800万円可」の求人の案内がありました。と連絡が!
欠員があって、必要らしいです。
おそらく、急な欠員の補充を薬局が転職サイトに依頼したんでしょう。
もともと一人薬剤師の薬局とかなら、急な欠員が出たら閉めるしかないですから、背に腹は替えられない状況です。
そんな時に
エージェント:「近くに転職希望者がいるが、年収750万以上じゃなきゃだめみたいですよ」
薬局:「じゃあ、800万まで可にしますから、至急コンタクトとって!!」
そんなやり取りがあるかもです。
薬剤師転職サイトのエージェントも、年収に応じて紹介料が入るので、高年収で紹介するのは大歓迎でしょう。
時々メールでやり取りして人となりが分かる薬剤師なら、エージェントも紹介しやすいでしょう。
参考までに:
今の収入と勤務状況に満足してるので、800万円の求人は見送りました。
子育て共働きでも自由時間が取れる状況なので、これ以上は望みません。
自由時間があるから、趣味のブログもここまでできる時間があります。
自由時間は大事です。
ベテランの薬剤師さんなら知っているかもしれない情報ですが、3年目くらいの人は気が付かないかもしれません。
経営者の人には申し訳ないですけど、サラリーマン薬剤師の労働条件が向上してくれれば
巡り巡って僕にもまたメリットがあると思うので、実体験をブログでひろめています。
登録した後質問に答えたりするので、まとめてやった方が効率いいです。
僕が登録したサイト一覧をこちらにリンクしておきました。
登録するとすぐに担当から連絡があると思います。
転職条件などのアンケートがありますので、事前に考えをまとめておくとスムーズです。
聞かれることはどこも大体同じなので、下記を参考にしてください。
登録しておきたい薬剤師転職サイト5社
最後にお願い
【悪用厳禁】としたのは、転職情報サイトに虚偽の年収を提示しないでほしいということです。
- 虚偽年収を報告しても、いつかバレます。
- 詐欺まがいなことは、やがて自分たちの首をしめることになります。
- 良い求人もめぐってこなくなる可能性があります。
今の年収は、正々堂々と申告しましょう
希望する条件は遠慮せずしっかり伝えましょう
楽して成果が上がる方法ではないことは、ご了承ください。
時間を味方につけて、段階的に年収アップを行う方法です。