今回は、おもしろい…と言っていいのか迷うのですが、
👉なかなか考えさせられる転職失敗談を聞いたので記事にします。

テーマは、

👉「転職エージェント本人の転職失敗」

です。

本来、転職エージェントというのは
薬剤師それぞれに寄り添い、最適な職場をマッチングする仕事です。

いわば転職のプロです。

そのプロが、

👉自分の転職でミスる。

これは単なる笑い話ではなく、
👉転職という行為そのものの難しさを表している事例だと思います。

■舞台となった友人Uの薬局

舞台は、友人Uの勤務する調剤薬局です。

整形外科を中心に応需し、処方箋は1日40枚ほど。
薬剤師1名、事務1名、午前のみパート薬剤師という体制で、
残業もなく休みも比較的取りやすい環境です。

年収も600万円前後。

👉正直に言うと、

👉普通に“当たり薬局”です。

ただし、ここで一つ立ち止まって考える必要があります。

■薬局の評価は「切り取り」で変わる

この条件だけを見ると、多くの薬剤師は

👉「いい薬局じゃん」

と思うはずです。

しかし実際には、

・開局したて
・人員が厚めに配置されている
・門前のため、医師の意向で余裕を持たせている

という背景があります。

👉つまり、

“今は良い状態に見えているだけ”の可能性がある

転職で見落とされやすいのは、
👉この“時間軸”の視点です。

■礼儀正しい患者の来局

そんな薬局に、ある日ひとりの患者さんが来ます。

子どもの処方箋を持ったお父さんです。

・お薬手帳、保険証(今でいうマイナンバーカードですね)は完璧
・問診票も丁寧
・終始さわやか

疑義照会で待たせる場面でも、嫌な顔ひとつしない。

👉薬剤師なら一度は思うやつです。

👉「ああ、いい患者さんだな」

ただ、この時点ではまだ“違和感”はありません。

それが少しずつ出てくるのが、この話の面白いところです。

■保険証で見えた“もう一つの顔”

受付後、保険証のコピーを見たときに、
友人Uはあることに気付きます。

👉某薬剤師転職会社関連の名前

ここで初めて、

👉「この人、エージェントかもしれない」

という仮説が生まれます。

この瞬間から、見え方が変わります。

丁寧な対応も、
単なる性格ではなく“仕事の延長”に見えてくる。

■薬局は「見られる側」でもある

 

ここで一つ重要な視点があります。

薬剤師は転職市場において
👉“職場を選ぶ側”という意識が強いですが、

実際には、

👉薬局も評価されています。

・雰囲気
・対応
・業務レベル

👉すべて見られている。

この視点を持つかどうかで、
転職の見え方はかなり変わります。

■処方内容に生まれた違和感

その患者さんは、その後も来局するようになります。

ただし、処方内容が妙に引っかかる。

なんか、薬局に来るために処方箋をもらっているような感じ。

・ヒルドイドが複数医療機関から
・アレロックも別々から

👉いわゆる重複処方です。

通常であれば疑義照会を入れる場面ですが、

「医師も把握していて、なくなり次第切り替えることになっています」

👉見事にかわす。

受け答えが、妙に慣れている。

ここで違和感は“確信”に変わります。

■現場を“見に来ている”という視点

この行動をどう捉えるか。

偶然とも考えられますが、

👉薬局の対応を見ている

と考えると、全て辻褄が合います。

顧客の要望に合う薬剤師の引き抜き(スカウト)に来ているのか、もしくは薬剤師を紹介できる薬局を調査してるのか

・疑義照会をするか
・どこまで踏み込むか
・薬剤師の対応

👉現場の“質”を確認している。

そう考えると、むしろ非常に合理的です。

■突然のフェードアウト

そんな患者さんが、ある日を境に来なくなります。

事務さんやパート薬剤師は残念そうにしていたらしいです。
どうやら見た目も良かったようで、ちょっとした人気者だったとか。

一方で、友人Uの中には別の感情が残ります。

・自分はスカウトの対象外だったのか
・薬局としても誰かを紹介するに値しなかったのか
・そもそも全部思い込みだったのか

👉答えが出ないまま、時間が過ぎていきます。

■数ヶ月後、すべてが繋がる

そして数ヶ月後。

👉答えが出ます。

👉その人、入社していました。

同じ薬局チェーンに、薬剤師として。

ここで、これまでの出来事が一気に繋がります。

・重複処方
・頻回の来局
・丁寧すぎる対応

👉全部“調査”

👉そして、

👉自分でその職場を選んだ

■それでも起きた「失敗」

ここまで聞くと、

👉むしろ理想的な転職プロセスに見えます。

・現場を見る
・雰囲気を確認する
・業務内容を理解する

👉それでも、結果は失敗でした。

数ヶ月後、その人は退職します。

理由はシンプルです。

👉「条件が合わなかった」

正直に言うと、

👉「いや、見てただろ」

と思ってしまう話です。

■なぜミスが起きたのか

ここがこの話の本質です。

この人は、

・現場は見ている
・雰囲気も理解している
・業務も把握している

👉それでも外した。

理由はシンプルです。

👉時間軸が抜けている

・今どうか
・将来どうなるか

👉この視点がないと、判断はズレます。

■友人Uが感じていた違和感

実は、友人Uは感じていました。

・今は人員が多い
・門前の医師の意向で人員に余裕がある
・この状態は長く続かない

👉つまり、

👉“一時的なホワイト”

この感覚が、結果として正しかった。

■この話から得られる教訓

この話は、

👉エージェントが失敗した

というよりも、

👉人は一つの視点で判断するとズレる

という話です。

転職判断には、少なくとも

①現場(雰囲気)
②構造(経営)
③時間(将来)

👉この3つが必要です。

今回のケースは、

👉①に偏りすぎていた

👉だから外した。

■じゃあどうすればいいか

結論はシンプルです。

👉複数の視点を持つこと

そのために有効なのが、

・複数エージェントに相談
・求人比較
・情報の裏取り

👉これです。

■エージェントの使い方の注意点

ここも重要です。

👉1人のエージェントを信じすぎない

理由はシンプルで、

・知識差がある
・主観が入る
・紹介バイアスがある

👉だから、

👉複数比較が前提

■まとめ

転職エージェントでも失敗する。

これは転職の難しさそのものです。

だからこそ、一つの判断に依存しないこと

これが一番重要です。

■ゆるやく的オチ

プロでも外すんだから、自分だけで当てにいくのは普通に無理ゲーです😇

転職エージェントでも、灯台下暗しというのでしょうか。

ちゃんと

薬剤師転職 お宝求人を手に入れる4つの方法【年収・労働条件妥協無し】

こんな感じで下調べをした方が良かったと思います。