大正漢方胃腸薬と大正胃腸薬Kの違い|どっちを選ぶ?薬剤師がメーカーに確認

大正漢方胃腸薬と大正胃腸薬K。
名前も箱も似ていますが、
「何が違うの?」
「どっちを選べばいい?」
と思ったことはありませんか?
薬剤師目線で成分を比較し、
さらにメーカーにも確認してみました。

結論
基本となる処方はほぼ同じです。
違いは芍薬甘草湯部分。
大正胃腸薬Kの方が、
シャクヤク・カンゾウ量が多く配合されています。
成分量で選ぶなら大正胃腸薬Kが候補になります。
大正漢方胃腸薬と、大正胃腸薬Kの違い

まずは成分比較です。
| 大正漢方胃腸薬 | 大正胃腸薬K |
| <安中散として> | |
| ケイヒ200mg | ケイヒ200mg |
| エンゴサク150mg | エンゴサク150mg |
| ボレイ150mg | ボレイ150mg |
| ウイキョウ75mg | ウイキョウ75mg |
| シュクシャ50mg | シュクシャ50mg |
| カンゾウ50mg | カンゾウ50mg |
| リョウキョウ25mg | リョウキョウ25mg |
| <芍薬甘草湯エキス末として> | |
| シャクヤク280mg | シャクヤク340mg |
| カンゾウ280mg | カンゾウ340mg |
大正漢方胃腸薬よりも、大正胃腸薬Kのほうが、胃の痛みに効く芍薬甘草湯が強化されています。
効き目では大正胃腸薬Kがお勧めです。
大正漢方胃腸薬と、大正胃腸薬K:価格比較

Amazonでは、大正漢方胃腸薬より成分の良い大正胃腸薬Kの方がやや高額のことが多いですが、調べるタイミングで変動します。
下記でリアルタイムの価格がわかるので載せてあります。
ドラッグストア店頭では、大正漢方胃腸薬より大正胃腸薬Kの方が安いことが多いです。
大手ドラッグストアのオンラインショッピングページより
価格でも、大正胃腸薬Kがお勧めです。
公式サイトでは分からない違いを大正製薬に確認してみた

まず始めに大正漢方胃腸薬が登場しました
その後、より効き目の良い大正胃腸薬Kを販売しました。
大正胃腸薬Kは、大正漢方胃腸薬の上位品という位置づけで、当初は大正漢方胃腸薬よりも高い価格設定でした。
しかしドラッグストアなどで、チラシで値崩れが起き大正漢方胃腸薬よりも現状安くなってしまいました。
結果的にそうなってしまいます。
・・・グデグデじゃん。(笑)
さいごに|結局どっちを選べばいい?

大正漢方胃腸薬と大正胃腸薬K。
名前も似ていますし、売り場でも隣同士に並んでいることが多いので、
「何が違うの?」
と思う人も多いと思います。
今回調べてみると、基本となる漢方処方は同じですが、違いは芍薬甘草湯部分でした。
成分量や価格面を考えると、個人的には大正胃腸薬Kを選ぶ場面が多いと思います。
ただ……
正直、最初に調べ始めた時は、
「きっと何か明確な使い分けがあるはず」
と思っていました。
大正製薬さんに確認すれば、
「こういう人には大正漢方胃腸薬」
「こういう場合は大正胃腸薬K」
という美しい答えが返ってくると思っていたんですが……
まさかの、
「結果的にそうなっています」
という回答(笑)
長年ドラッグストアで医薬品販売をしていましたが、こういう商品って意外とあります。
発売された時代背景。
販売ルート。
価格競争。
そういうものが重なって、今の商品ラインナップになっているんですね。
薬は成分だけ見ても面白いですが、
「なぜこの商品が存在しているのか?」
を考えると、また違った面白さがあります。
大正製薬さん、細かい質問まで丁寧に回答いただきありがとうございました。
そして……
こんなマニアックな質問をしてすみません(笑)
最後はグデングデンな結果になってしまいましたことをお詫びいたします。
この記事は、大正漢方胃腸薬・大正胃腸薬Kの配合成分、公開情報、メーカー問い合わせ内容をもとに薬剤師目線で整理したものです。
医薬品の効果や感じ方には個人差があります。
症状が続く場合や、持病・服用中の薬がある場合は、医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。
商品リンクは成分・添付文書・価格確認用として掲載しています。
購入される場合は、価格や販売条件などをご自身で確認してください。
ここまで読んでいただければ、この薬の成分や特徴はもう十分に把握できていると思います。
あとは、
- 一般の人は、どの商品と比較して迷っているのか
- どんな商品と一緒に検討されているのか
- 売り場で何を基準に選んでいそうか
を確認するだけです。
これは購入をすすめるためというより、店頭で相談を受けたときの予習に近い作業です。
実際、ネットを見ると、
「この商品を見た人は他に何を確認しているのか」
「どの商品と比較されやすいのか」
といった、普段の接客にも役立つ情報が見えてくることがあります。
薬剤師や登録販売者は、どうしても成分や作用から薬を見ます。
でも、お客様は、
「名前が似ている」
「箱が似ている」
「値段が違う」
という、まったく別の視点で迷っていることもあります。
成分を理解した後は、
“お客様からどう見えている薬なのか”
を確認してみるのも、OTC販売では意外と役に立ちます。
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