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📝 【2025年11月~2026年】私の長期投資戦略メモ

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2025年。

S&P500は6,700台という高値圏、ドル円は大きく行き来し、「米国株バブルか否か」という論争が絶えない。

私は夏以降の上昇相場を、キャッシュ9割のまま見送った。

それは“失敗”ではなく、次に備えるための“間”だったと思う。

自分の投資戦略をもう一度ゼロから組み直してみた。

ここには、その整理と気づきを残しておく。

1. 米国株比率を下げるという決断

世界における米国株の立ち位置。

  • 世界のGDPに占める米国の比率は26%

  • しかしACWIにおける米国株の比率は64%

  • PERは28倍と、歴史上の危険水準に近い

  • マグニフィセント7がS&P500の35%を占め、偏りが極端

AIブームはバブルではなく「今回は違う」は、もっとも危険な言葉。

今から米国株に乗り遅れる不安より、“長期リターンが見込める価格で買うこと”のほうが、私には大切だ。

2. キャッシュ比率9割──今は守りのターン

2025年夏、私はほぼ現金のまま過ごした。

結果だけ見れば「上昇を逃した」。

だがマクロを見ると、この選択は十分に正当化できる。

  • 雇用統計は失速

  • 金利は利下げサイクルへ(景気後退を見越した)

  • トランプ関税による景気後退が市場のメインシナリオへ

  • 米国株は割高感が限界

次に来る調整に備えた“待機”だったと考える。

3. 来年から、投資の重心は「グローバルサウス」へ

米国株からの資金シフトが起こるとすれば、これまで休養期間が長かった、

  • バングラデシュ

  • パキスタン

  • インド

  • ラテンアメリカ(メキシコ、チリ、コロンビア、アルゼンチン)

という“インド亜大陸+ラテン”の巨大人口圏だ。

これらの国々には共通点がある。

  • 人口動態が若い

  • 都市化の伸びしろが大きい

  • 低金利サイクルへ向かう

  • 先進国より成長率が高い

  • バリュエーションが魅力的

米国株のような“成熟市場の高PER”ではなく、成長×割安の組み合わせがここにある。

4. コアは VXUS──米国以外の全世界株式

今後景気後退、世界株安、円高という状況が一気に進めば、そこを買い場とすればよい。

だがしかしそこまで簡単に買い場がわかるとは思えない。

調整局面か底入れかわからない場合では、米国株の比率が大きいVTIや、VT、SPXなどはリスクが大きいと考えられます。

VTI(米国全体)ではなくVXUS(米国除く全世界株)をコアとすることで、次を狙う。

  • 米国株バブルの影響を下げられる

  • 欧州・アジア・新興国に自然に分散できる

  • 長期で米国以外が見直される可能性が高い

  • バリュー要素が効く

「米国を避ける」のではなく、“米国に依存しない”形で世界に投資する。

5. サテライトは資源株+ラテン金融+高成長テーマ

ここからは、自分が読み返しやすいように銘柄をジャンル別に整理しておく。

■【銅・鉄鉱石】

●BHP / リオ・ティント(RIO) / サザン・カッパー(SCCO)

  • 銅・鉄鉱石は「人口×都市化×EV」で構造的に需要が増える

  • 増産が難しく、長期的に需給がタイト

  • SCCOは可採年数70年以上 & コスト最安

  • BHPは豪州×チリ×アルゼンチンで政治リスク分散

  • RIOはリチウムまで含めた“エネルギー転換オールスター”

コモディティは景気敏感だが、長期需要の裏付けは強い。

■【石油】

●ビスタ・エナジー(VIST)

  • 世界で最もローコストなシェール

  • EBITDAマージン66%

  • 生産量は今も拡大中

  • 原油はドル建てで売れるため、アルゼンチンペソのリスクは限定的

資源株の中でも“成長する石油株”という珍しい存在。

■【銀行】

●BBVA(スペイン×メキシコ)

●CIB(コロンビア)

  • ROTE 19〜20%台は非常に高い

  • 金利高止まり→利下げ局面でスプレッドが改善

  • 不良債権比率も低め

  • 中南米は「人口・消費・クレジット拡大」の三拍子

新興国の銀行は、株ではなく“成長する経済そのもの”に投資する感覚。

■【航空】

●グルーポ・アエロメヒコ(AERO)

  • メキシコの中産階級拡大の恩恵を受ける

  • 米国路線に強い

  • ただし航空は資本集約&景気敏感のため小さめのポジションで良い

6. ポートフォリオの構成案(自分用メモ)

今の私が目指すのは、以下の組み合わせ。

■コア(安定・世界分散)

米国株が調整、底入れをするまでは、

VXUS:50〜70%

■サテライト(高リターン・高ボラティリティ)

●資源株:20〜30%

  • BHP

  • RIO

  • SCCO

  • VIST

●ラテン金融:5〜10%

  • BBVA

  • CIB

●航空:0〜3%

  • AERO

7. 買いタイミング──私の条件メモ

米国株が下落し、世界株が連れ安になり、円が強くなったとき。

私が想定する“買い場シグナル”は次のとおり:

  • 米株が25〜30%下落

  • VIXが30超

  • 10年債利回り3%付近

  • ドル円が125〜132円

このうち2つ揃えば買い始め、3つ揃えば本格的に買う。

焦らない。

待つことも投資だと、2025年の私は学んだ。

8. まとめ:これが“私の戦略”

  • 米国株バブルの過剰集中から距離を置く

  • 世界は次の成長段階に入る

  • コアはVXUSで世界へ

  • サテライトで資源・ラテン金融という“成長エンジン”を取り込む

  • 買い場は必ず来る

  • 今はキャッシュが武器になるフェーズ

2025年、私は「待つ投資」を選んだ。

次に動くときが、必ず来る。

2025年末のS&P500のターゲットは5500

2025年末のドル円は128円

2025年末の10年債利回りは3.9%

2025年末のフェデラルファンズ・レートは3.50%

2025.11.16

 

2025年末の失業率は4.5%

 

 

 

 

The US unemployment rate

 

2025年末の消費者物価指数は2.7%

CPI

2025年末のGDPは+0.5%

2025.11.16