薬剤師の目線で、ドラッグストア売り場を観察
先に結論から言います
強力洗浄のトイレ用洗剤売り場に、サンポールがあるかどうか。
これだけ見れば、
この会社のバイヤーが汚れの正体を理解しているか
そのバイヤーを適切に指名している人事が機能しているか
だいたい分かります。
……言い過ぎか?
知らんけど。
考えてない店のトイレ用洗剤売り場

まず、思考停止パターン。
並んでいるのはだいたいこの辺👇
トイレハイター
ドメスト
スクラビングバブル(強力系)
有名。売れる。商品回転率UP。
POS的には満点。
ここで薬剤師的ツッコミが入る

私は薬剤師なので、この棚を見ると反射的にこう思います。
トイレの頑固汚れの正体
ここ、基本中の基本ですが重要です。
尿石
水垢
黄ばみ
これ、アルカリ性の汚れです。
アルカリ性汚れである黄ばみは、酸性(サンポール)の得意分野です。
で、
トイレハイター
ドメスト
は、塩素系(アルカリ寄り)なので落ちません。
塩素系(ハイターやドメスト)は黒ずみの汚れが得意です。
つまり、ハイターやドメストなどの塩素系しかない場合は👇
黄ばみと黒ずみというタイプの違う汚れに対し、効かない汚れが、最初から想定されていない棚
そこでサンポールです
サンポール。
酸性
尿石特化
昔からある
派手じゃない
POS映えしない
でも👇
「黄ばみが落ちない理由」を分かっている人間しか置かない商品
なんですよ。
サンポールがない=悪ではない。でも…
誤解しないでください。
サンポールがない店 = 即ダメではありません。
ただし👇
強力洗浄カテゴリを名乗っておきながら酸性洗剤が1つもない場合、
これはもう、
強力=強そう
有名=正義
売れる=正解
というPOS一本道MDです。
ここで話は「バイヤー」に飛びます

この差、現場の店長じゃなくてほぼバイヤーの思想です。
汚れを「成分」で見ているか
それとも「売上ランキング」で見ているか
サンポールを入れるという判断は👇
回転は遅い
でも役割は明確
代替が効かない
という、一段思考が深い判断。
さらに言うと、人事も透けて見える
ここからは半分雑談ですが。
こういうバイヤーを
「地味」「数字弱い」と外す会社こういう視点を
「あ、なるほど」と評価する会社
どっちが長く現場を助けるMDを作れるか。
……まあ、知らんけど。
一瞬で見抜く方法(ほんとにこれだけ)
トイレ用洗剤売り場で、これだけ確認してください。
トイレ強力洗浄の棚に、サンポール、ある?
ある →
あ、この会社、ちゃんと考える人がいるなない →
POSしか見てない。思考は弱い。たぶん。
まとめ(かなり雑に言うと)
トイレ洗剤の棚は、雑貨バイヤーの学力テストみたいなもん。
サンポールが置いてあるかどうかで、
汚れを理解しているか
売れ筋の先を見ているか
わかる気がします。
最近のドラッグストアは、薬剤師を調剤のみに特化させているので、町の科学者的な薬剤師がいなくなりつつあるような気がします。
言い過ぎ?
知らんけど。




















