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改正薬機法は、スイッチOTCつぶしの罠!? 規制緩和のウソにだまされるな!

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✅ 病院用の薬 薬局で買いたい

「病院行くほどじゃないけど、あの薬欲しいんだよな…」
そんな経験ありませんか?

たとえば、花粉症の薬、湿疹に効く強めの塗り薬、排尿トラブルの薬。

本来は処方箋がないともらえなかった、こうした薬を【薬局で買えるようにしよう】というのが「スイッチOTC」の仕組みです。

本来なら「すごく便利な規制緩和」のはず。

でも最近、逆にこの制度が 進まなくなっているって知ってましたか?


🔍 スイッチOTCとは?わかりやすく解説

● スイッチOTC=“病院でしかもらえなかった薬”が薬局で買えるようになる制度

  • 医師の処方が必要だった医療用医薬品を、薬局で市販薬として売れるように切り替えること。

  • たとえば「アレグラ」「ロキソニン」「ガスター10」も、もとはスイッチOTC。

  • セルフメディケーションを進めて、軽い症状は自分で対応→医療費削減も狙える!

📌 つまり、「国が進めたいって言ってた規制緩和」だった。


🚨 それが進まなくなったワケ

最近、逆にスイッチOTCの承認数は 明らかに減って います。

スイッチOTCが進みすぎると病院や処方箋調剤だけの薬局は儲からなくなるから、病院と意識の低い薬剤師の利害関係が一致しているってわけ。

そして、その流れを強化すべく誕生したのが今回の「遠隔管理による薬販売の緩和」です。


⚠ 規制緩和に見せかけて実は“規制強化”だった話

  • 遠隔で薬剤師が対応できるから、薬剤師が常駐しない店舗での販売が可能に。

  • 一見、便利で合理的な制度に見えますが…

👉 薬剤師がいない場所で、リスクの高い薬を売っても大丈夫なの?
👉 説明や判断が不十分になるのでは?

スイッチOTCを増やしたくない人たちの言い訳のネタを与えてしまいます。

そうなると、当然ながら厚生労働省もこう言います。

「薬剤師の管理が不十分な環境では、スイッチOTCは慎重にせざるを得ない」

📉 結果、スイッチOTCの承認ペースが鈍化。
これ、実は“利便性向上”どころか“薬が買えなくなる”逆の流れなんです。


🧠 見抜くべきポイント

  • スイッチOTCは国民の「選択肢」を広げるはずの制度。

  • でも今の流れは、「薬剤師を遠ざけることで、かえって薬の選択肢を狭めている」。

  • 一般市販薬の利便性向上に見えて、実は“スイッチOTC潰し”になっている可能性があるんです。


🎯 まとめ

  • スイッチOTCは「薬局で買える薬を増やす規制緩和」だった。

  • しかし「薬剤師不在販売」が進むと、それを理由に“薬剤師が関与すべき薬”の市販化が止められてしまう。

  • 規制緩和のはずが、実は慎重派を正当化する理由を与えてしまっているという矛盾。


「便利になったようで、肝心な薬はどんどん遠くなる」——。本当にそれでいいのか、今こそ考えるべき時です。

📌 付録 改正の概要

改正薬機法では、以下のような新たな販売形態が認められました:

  • 受渡店舗薬剤師等が常駐しない店舗。

  • 管理店舗受渡店舗に紐付いた薬局または店舗販売業者で、薬剤師等が在籍し、遠隔で受渡店舗を管理します。

  • 販売形態受渡店舗での医薬品販売は、管理店舗の薬剤師等がデジタル技術を用いて遠隔で管理・指導を行うことにより可能となります。

この制度により、コンビニエンスストアなどの受渡店舗でも、薬剤師等の遠隔管理の下で一般用医薬品の販売が可能となりました。


🛠️ 制度の要件と運用

制度の運用にあたっては、以下の要件が設けられています:

  1. 遠隔管理の実施管理店舗の薬剤師等が、デジタル技術を活用して受渡店舗を遠隔で管理します。

  2. 販売責任の所在医薬品の販売に関する責任は、原則として管理店舗が負います。

  3. 店舗数の上限管理店舗が遠隔で管理できる受渡店舗の数には、数店舗程度の上限が設けられています。

  4. 地理的要件当面の間、管理店舗と受渡店舗は同一都道府県内に限られます。

  5. 情報提供の方法購入者への情報提供や相談対応は、映像および音声によるリアルタイムの双方向通信を用いて行います。

これらの要件により、薬剤師等が常駐しない店舗でも、適切な管理と情報提供が確保されることが求められています。


💡 制度導入の背景と目的

この制度は、以下のような背景と目的から導入されました:

  • ICT技術の進展映像および音声によるリアルタイムのコミュニケーションツールの普及により、遠隔での情報提供や相談対応が技術的に可能となったこと。

  • 医薬品のアクセス向上薬剤師等が常駐しない地域や時間帯でも、一般用医薬品へのアクセスを確保すること。

  • 薬剤師等の有効活用薬剤師等の人材を有効に活用し、医薬品の適正使用を推進すること。

これにより、国民のセルフメディケーションを支援し、医療資源の効率的な活用を図ることが期待されています。


🔍 今後の課題と展望

制度の導入にあたっては、以下のような課題と展望が考えられます:

  • 制度の周知と教育新たな販売形態に対する国民の理解を深めるための周知活動や、薬剤師等への教育が必要です。

  • 技術的な整備遠隔管理を実施するためのシステムや設備の整備が求められます。

  • 制度の評価と見直し制度の運用状況を評価し、必要に応じて制度の見直しを行うことが重要です。

これらの課題に対応しながら、制度の円滑な運用と発展が期待されています。