ねるねるねるね世代が作った服薬支援|おくすりパクッとねるねるの正体

ねるねるねるねで育った世代が、子どもに薬を飲ませる側になった話
そして「同年代だろ!」とツッコミたくなる商品の正体
最初に言っておきます。
「クラシエ おくすりパクッとねるねる」を作った人、絶対同年代だろ。
あのネーミング。
あの「練る」という発想。
あの「まず子どもにやらせる」設計。
これはもう、ねるねるねるねを通過した人間の仕事です。
あの頃、俺たちは「お菓子」で実験していた
1980年代後半。
子どもが多く、テレビCMが最強で、
親は今ほど成分表を見ていなかった時代。
お菓子売り場には、
今思えば意味不明なものが普通に並んでいました。
ねるねるねるね
これは説明不要 昭和から現役のレジェンド
ぷにょぷにょぽっこん
水と粉を混ぜ、コーンを差して1分待つと「ふにょふにょぽっこん」
味は、くそまず(笑)
カチンカチン
水と粉で固まる。達成感だけが残る
味? くそまず(笑) CM見つからない・・・。

わさわさぶらぶら
人工ブドウ?作成という狂気
味は二の次。
重要だったのは、
自分で作る
変化が起きる
うまくいくと楽しい
という体験でした。

大人になって気づく、ねるねるねるねの本質
今ならわかります。
ねるねるねるねは、ただの駄菓子じゃない。
苦味を酸味・甘味でマスキング
粉+水で物性を変える
「自分で作ったものは拒否しにくい」という心理設計
だからくそまずでも、子供は喜んで食べた。
これ、完全に服薬支援の考え方です。
当時は遊び。
今見ると、わりと本気。
そして現在──答え合わせが来た
そこで登場するのが、
クラシエ おくすりパクッとねるねる
見た瞬間、こう思いました。
これは「甘くしてごまかす商品」じゃない
この商品の肝は、味じゃありません。
子どもに作らせる
粉と水を混ぜさせる
「できた!」を先に作る
その流れで薬を包む
つまり、
飲ませる前に、成功体験を作る
完全に、
あの頃の知育菓子の思想そのまま。
薬剤師として、親として思うこと
子どもが薬を嫌がる理由は、ほとんどの場合「味」じゃありません。
無理やり飲まされた
失敗した
怒られた
この記憶が残ると、その後の服薬が一気に難しくなる。
だからこそ、最初の1回の設計がすべて。
その答えを、この商品はちゃんと持っています。
ただし、現場から正直な要望もある
ここからは、メーカーさんへのラブレター兼・現場の声です。
● 短期服薬には最高。でも通年服薬だと厳しい
風邪などで
数日
1週間
このくらいなら、
おくすりパクッとねるねるは最強。
でも、
ぜんそく
アレルギー
慢性疾患
など、
1年を通して毎日薬を飲む子の場合、
コスパ
親の負担
子どもの飽き
ここはどうしても出てきます。
ねるねる世代として、次を勝手に提案したい
① 粉を固めて「ラムネみたいなOD錠」路線
粉を混ぜて、型に入れて、待つ。
カチンカチンの系譜です。
「錠剤を飲む」ではなく「自分で作ったラムネを食べる」。
心理的ハードルは、確実に下がる。
② オブラート+一包化ごっこ
粉を置く
包む
「今日のお薬できました〜」
完全に薬局ごっこ。
服薬が
怒られるイベント
から作業・遊び
に変わります。
3日分作らせておいて、忙しいときは食べるだけなんて感じだともっと楽かもしれません。
③ 「薬局ごっこ」は絶対に食いつく

よく地域の健康フェアとかで子供向けに模擬薬局とかやるんですけど、薬局ブースって子供に大人気なんです。
ラムネの一包化とか、ジュースでシロップ剤調剤とか。
ねるねる世代ならわかるはず。
作る
分ける
包む
並べる
この工程そのものが、子どもにとっては遊び。
まとめ:懐かしさの再利用じゃない
昔は
子どもを楽しませる技術だった。見た目インパクト一発勝負
今はそれを、服薬支援する技術に進化させた。
さすが【ねるねる世代!】って感じです。
クラシエ おくすりパクッとねるねるは、ねるねるねるね世代が次の世代に渡した答えだと思っています。
同年代なら、忙しい子育ての合間に、幼かったころの自分の姿を重ねてほっこりするでしょう。



















