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【登録販売者向け】ルミフェン(アルミノプロフェン)は本当に効く? 関節痛・腰痛に強い“隠れ名品”を薬剤師が解説

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▼ ロキソニンが強いのは当然。でも“特殊案件”には別の選択肢がある

関節痛・腰痛のOTCといえば、誰もが思い浮かべる ロキソニンシリーズ

確かにロキソニンは強くて速い。
でも、実はドラッグストアに“静かに並んでいるだけ”の、ちょっと特殊な痛み止めがあります。

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その名も ルミフェン
成分はあまり聞き慣れない アルミノプロフェン

アルミノプロフェンは「病院で一度消えた」成分だった?

アルミノプロフェンは昔、病院で
関節痛・腰痛の治療薬として使われていた成分 です。

しかし…

  • 製造コストの問題

  • 他のNSAIDs(イブプロフェン等)との競合

  • 医療現場での使用量の低下

これらを理由に 薬価収載から外れてしまった 過去があります。

薬価収載から外れる=病院では使えない。

その後、佐藤製薬が “OTC版として復活”させたのが ルミフェン というわけです。

 

 

アルミノプロフェン配合のルミフェン錠とはどのようなものなのでしょうか?

 

これが、しらべてみると中々おもしろい成分であることが分かりました。

ルミフェンは本当に効く? 結論から言うと…

  • 関節痛・腰痛ではイブプロフェンより強い可能性が高い

  • ロキソニンより胃にやさしい

  • ロキソニンにはない“痛みのブロックポイント”を二重で持つ

つまり、
「ロキソニンが使えない場面で、最も頼りになる選択肢」
になり得る成分です。

薬剤師が無くて、ロキソニンが売れないときや、ロキソニンが販売できない時にも◎

ロキソニンが合わないかもという人にも◎
(ただしアスピリン系アレルギーの場合は注意が必要です)

 

ルミフェン(アルミノプロフェン)の特徴①:痛み止め作用が“2段構え”で強い(COX+PLA2)

アスピリン、イブプロフェン、ロキソプロフェンの作用機序としては
シクロオキシゲナーゼ阻害があげられます。(痛み止め作用)

アルミノプロフェンにもシクロオキシゲナーゼ阻害作用はあります。

 

シクロオキシゲナーゼ阻害作用→痛み原因物質の発生を抑える ですね!
そう。痛み止めの基本、シクロオキシゲナーゼ阻害作用があります。
でも、それだけじゃなく、ルミフェンにはホスホリパーゼA2阻害作用という、別の痛み止め作用があるのです

 

▶ ルミフェンの特殊ポイント

ホスホリパーゼA2(PLA2)阻害作用も持っている!

つまり、

  • COX阻害

  • PLA2阻害

この 2ルートで“痛み物質”を抑える ため、
炎症に強い=関節痛・腰痛と相性が非常に良い のです。

これは他の一般的なOTC NSAIDsにはない特徴。

これは、アルミノプロフェンに特徴的な作用です。

(佐藤製薬学術)

 

痛み止め作用が2か所働くので、通常の消炎鎮痛剤より炎症に効く痛み止めということになります。

 

炎症に効く痛み止めということは、頭痛、発熱よりむしろ、関節痛、腰痛などに効果が出やすいということです。

医療用時代のデータが語る「関節痛への強さ」

医療用で使われていた頃のデータがこちら。

■ 変形性関節炎への改善率

  • アルミノプロフェン600mg/day:62.6%

  • イブプロフェン900mg/day:45.3%

 

※市販ではイブプロフェンを900mgも使わないため単純比較はできないものの、

👉 同条件で“明確にアルミノプロフェンが優位”
という結果。

ロキソニンとの直接比較データはないものの、
関節痛に関してはロキソニンより実績を出しやすい可能性が高い と言えます。

ロキソニンとの比較はないですが、ロキソニンが販売できない状態では、関節痛にはルミフェンが最も効くと思われます。

 

ルミフェン(アルミノプロフェン)の特徴②:胃にやさしい(COX-2選択性が高い)

ロキソニンが胃に負担をかけやすいのは有名な話。

アルミノプロフェンは 炎症時に誘導されるCOX-2を中心に阻害 する特性があるため、

  • COX-1の保護作用を守りやすい

  • 結果として 胃への負担が少ない

というメリットがあります。

 

  • 生体を守るCOX‐1よりも、炎症によって誘導されるCOX‐2をより多く阻害する成分のため、胃への負担が少ないのが特長です。
    (ルミフェン添付文書)

 

 

佐藤製薬学術によると、ラットを使った動物実験ではロキソプロフェンよりも胃にやさしいという結果です。

 

ごめんね・・・。

「頭痛や生理痛では?」→結論:そこまで強くない

ルミフェンは炎症性疼痛(腰痛・関節痛)に強い反面、
頭痛や発熱などの“全身性・急性痛”にはロキソニンの方が体感が早い ことが多いです。

そのため、

  • 頭痛 → ロキソニン・イブA

  • 腰痛・関節痛 → ルミフェン

という選び方が実務的にはおすすめ。

ルミフェンは「関節痛、腰の痛みに強いOTCの穴場」だった

 

ルミフェンをまとめると…

  • 関節痛、腰痛など炎症性の痛みに強い

  • ロキソニンより胃にやさしい

  • 病院で使われていた実績がある

  • OTCの中で「炎症に強い選択肢」として光る

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「薬剤師不在でロキソニンが売れない」「胃が弱いお客様」「関節痛が長期化している」
こういった場面で案内しやすいのがルミフェンです。

店頭では意外と目立たないので注意

あまり見たことない商品ね。

 

ほとんどのお店で目立たず並んでいますのでチェックしてみましょう。
  • 関節痛などのシップの棚でひっそり置かれている

  • ネームが地味で覚えられにくい

  • ロキソ系の陰に隠れがち

しかし実力は折り紙付き。
登録販売者なら “痛みの選択肢のひとつ”として押さえておきたい商品 です。

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ルミフェンなんて意味あるの?なんて言っちゃって、佐藤製薬さんゴメンナサイ