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はじめに

「腰痛にロキソニンなんて意味ないでしょ」
「ただ痛みをごまかしてるだけじゃん」
薬剤師をしていると、薬剤師の中からもこういう声を耳にします。
確かにロキソニンは痛みを一時的に抑える“対症療法”。
でも実際には、ロキソニンを飲むとストレッチだけでは改善しなかった腰痛が治ってしまうことがある…。
今回は、この“薬の不思議”を掘り下げます。
まずはツッコミポイントから
ごまかすだけ派
「ロキソニンなんて飲んで安心してるだけ。ストレッチも姿勢改善もしないで薬に頼るなんて、根本解決にならないでしょ」
👉 確かにこれは正論。薬だけに頼る人は、再発と慢性化のループに入りやすい。
無駄だから切り捨て派
「ロキソニンは対症療法だから無意味。無駄な薬に頼るのは情弱でしょ」
👉 これも一理ある。痛み止めが過敏になった神経を直したり、腰の歪みを矯正するわけじゃない。
店頭あるある:マウントおじさん登場

ドラッグストアの店頭で、こんな人に出会ったことありませんか?
ただ「腰痛にはどうされますか?」と案内しただけなのに、
「いやいや、痛み止めなんて意味ないんだよ(笑)」
「根本治療じゃないでしょ?」
と、したり顔でマウントを取ってくる人。
こちらは親切で説明してるだけなのに、なぜか嫌な気分になるやつです。
そんなあなたに薬剤師からの反論
パラドックス:痛みを取るから治る

腰痛の大敵は「痛みそのもの」。
痛いから動けない
動かないから血流が悪くなる
血流が悪いから回復しない
この悪循環が腰痛を長引かせる。
そこでロキソニンを飲むと――
痛みが和らぐ → 動ける
動ける → 筋肉がほぐれる&血流が改善(ストレッチの効果がアップ)
結果的に回復が進む
👉 「痛みをごまかす」が「治るきっかけ」になるという逆説。
脳レベルでも痛みをリセット
慢性痛の研究では「痛みの記憶」が脳にこびりつき、痛みを感じやすくなることが知られています。
一時的にでも痛みを遮断することで、この悪循環を断ち切る効果がある。
だからこそ「飲んだらストレッチ以上に治った気がする」ことがあるのです。
結論

ロキソニンは確かに「根本治療」ではありません。
薬だけに頼る人には「ストレッチや姿勢改善を専門家の指導で」と伝えるのが正解です。
一方で、「無駄だ」と切り捨ててマウントを取る人にはこう言いたい。
👉 痛みを取ることで治る paradox がある。
結局のところ――
薬だけに依存してもダメ
薬を完全に否定してもダメ
薬 × ストレッチ・運動療法 の組み合わせこそが最適解。
ロキソニンは「無駄」でも「万能」でもなく、治癒を助ける不思議なスイッチなんです。
※補足
ここで紹介した「痛みを取ることで治りが促進する」という考え方は、臨床的な観察や研究の一部に基づくものであり、あくまでも仮説です。
個人差が大きく、腰痛の原因や回復プロセスは人それぞれ。
「ロキソニンを飲めば治る」と断定するものではなく、幅広い視野を持ち、専門家の診察や指導を受けながら活用することが大切です。