商品ボタン(Amazon・楽天・Yahoo!ショッピング)は、商品の詳細情報や実勢価格、添付文書、比較されている商品などを確認するために掲載しています。

購入される場合は、各ショップの価格や販売条件をご確認のうえ、ご検討ください。

 

 

処方箋調剤をしていると、

「SG配合顆粒じゃないと効かないんです。」

という患者さんに出会うことがあります。

ところが現在、SG配合顆粒は供給が不安定な時期が続いており、

「代わりになる薬はありませんか?」

という相談も少なくありません。

「病院でもらっていた薬と同じものって、市販薬にもあるんですか?」

「実はあります。ただ、『名前が似ている=中身も同じ』とは限らないので、成分を確認することが大切なんです。」

そんなときによく話題になるのが、市販薬のセデス・ハイGです。

本当にSG配合顆粒と同じ成分なのか。

効き目も同じと考えてよいのか。

さらに、多くの方が気になる

「ロキソニンSと比べるとどちらが効くの?」

という疑問についても、メーカーへ確認した内容を交えながら薬剤師目線で整理していきます。

この記事の結論

  • SG配合顆粒とセデス・ハイGは、現在は配合成分・分量ともに同じです。
  • そのため、SG配合顆粒の代わりとしてセデス・ハイGが候補になる場合があります。
  • ただし、市販薬と処方薬では購入方法や使用上の注意が異なります。
  • ロキソニンSとどちらがよく効くかを比較したデータはなく、人によって相性が異なります。

 

 

「処方薬と市販薬って、やっぱり病院の薬の方が強いイメージがあります。」

「そう思われがちですが、この2つは少し事情が違います。まずは成分を見てみましょう。」

SG配合顆粒とセデス・ハイGは本当に同じ成分?

まず結論から言うと、

現在販売されているSG配合顆粒とセデス・ハイGは、配合成分・分量ともに同じです。

そのため、

「病院で処方されていたSG配合顆粒と同じような薬は市販でありますか?」

という質問に対しては、

セデス・ハイGが最も近い市販薬

という回答になります。

まずは違いを一覧で確認してみましょう。

比較項目SG配合顆粒セデス・ハイG
配合成分◎ 同じ◎ 同じ
配合量◎ 同じ◎ 同じ
メーカーシオノギヘルスケアシオノギヘルスケア
効き目基本的に同等基本的に同等
購入方法処方箋が必要薬局・ドラッグストア・通販で購入可能

 

現在のSG配合顆粒とセデス・ハイGは、配合成分・分量ともに同じです。

違いは「処方薬か、市販薬か」という販売形態が中心になります。

ここまで成分を理解したら、商品ページも一度見てみることをおすすめします。

 

  • どんな商品と比較されているのか
  • 関連商品として何が表示されるのか
  • 添付文書や実勢価格

などを見ると、一般の方がどのような薬と迷っているのかが分かります。

これは薬剤師・登録販売者にとっても、店頭で相談を受ける際の参考になることがあります。

次は、なぜSG配合顆粒とセデス・ハイGが同じ成分になったのか、その経緯を見ていきます。

SG配合顆粒とセデス・ハイGの成分比較

まず確認しておきたいのが、有効成分です。

現在販売されているSG配合顆粒とセデス・ハイGは、1回量あたりの有効成分・配合量が同じです。

有効成分SG配合顆粒セデス・ハイGはたらき
イソプロピルアンチピリン(IPA)150mg150mg解熱・鎮痛
アセトアミノフェン250mg250mg解熱・鎮痛
アリルイソプロピルアセチル尿素60mg60mg鎮静作用により鎮痛を補助
無水カフェイン50mg50mg鎮痛補助・頭痛改善
結論現在のSG配合顆粒とセデス・ハイGは、有効成分・配合量ともに同じです。

 

「えっ、本当に全部同じなんですね!」

「はい。現在は有効成分も配合量も同じです。違うのは『処方薬か市販薬か』という販売形態が中心です。」

現在のSG配合顆粒とセデス・ハイGは、

配合成分・配合量ともに同じです。

つまり、「病院薬だから効く」「市販薬だから弱い」という違いではありません。

もちろん、処方薬と市販薬では購入方法や使用上の注意は異なりますが、有効成分そのものに差はありません。

 

「でも、どうして病院の薬と市販薬が同じ処方になったんですか?」

「実は薬の歴史をたどると、その理由が見えてきます。」

なぜSG配合顆粒とセデス・ハイGは同じ成分なの?

「病院の薬と市販薬がまったく同じ成分」というのは珍しく感じるかもしれません。

実は、この背景には薬の歴史があります。

もともとは「セデスG」という処方薬でした

1956年
https://www.shionogi-hc.co.jp/sedes/what.html 塩野義製薬HPより

セデスという商品の登場は古く、1939年まで遡ります。

第二次世界大戦のころに生まれたブランドなんですね。

1956年のセデスパッケージ、ウサギさん?とおもったら、痛くて冷やしているのかな?
頭が痛いこき? 謎の文字発見。

しばらく時代が流れ、今と同じような成分まで進化するには40年くらいかかったようです。

現在のSG配合顆粒の前身は、1978年に発売された医療用医薬品「セデスG」です。

当時のセデスGには、

  • イソプロピルアンチピリン
  •  フェナセチン
  • アリルイソプロピルアセチル尿素
  • 無水カフェイン

 

が配合されていました。

一方、市販薬のセデスシリーズは改良が進み、1993年にはアセトアミノフェンを配合した現在に近い処方が登場しています。

フェナセチンからアセトアミノフェンへ変更

フェナセチンは、長期・大量使用による腎障害や発がん性などが問題となり、海外では1980年代から使用されなくなりました。日本でも2001年に供給停止が要請されます。

そのため、シオノギはフェナセチンの代わりにアセトアミノフェンを採用した新しい処方を開発しました。

これが現在のSG配合顆粒です。

2003年に承認・発売され、現在まで使用されています。

つまり現在のSG配合顆粒は、

フェナセチンをアセトアミノフェンへ変更した結果、

市販薬セデス・ハイGと同じ処方になりました。

発売経緯を見ると面白い

時系列で整理すると、より分かりやすくなります。

 

出来事
1978年病院用「セデスG」発売(フェナセチン配合)
1993年市販薬「セデス・ハイ」発売(アセトアミノフェン配合)
2001年フェナセチン製剤の供給停止要請
2003年病院用SG配合顆粒がフェナセチンからアセトアミノフェンへ変更
現在病院用SG配合顆粒とセデス・ハイGは4成分・同一配合

 

 

こうして見ると、

市販薬の処方が病院薬へ取り入れられた

という、少し珍しい流れだったことが分かります。

セデス・ハイGは錠剤と顆粒で違いはある?

「顆粒と錠剤では効き目が違うのでは?」

という質問もよくあります。

結論から言うと、

錠剤と顆粒で有効成分は同じです。

違うのは剤形だけです。

  • 顆粒が飲みやすい人
  •  錠剤が飲みやすい人

など、自分に合った剤形を選べば問題ありません。

錠剤・顆粒ともに、有効成分・配合量は同じです。

「効き目」で選ぶというより、「飲みやすさ」で選ぶイメージになります。

 

「お客さんから『ロキソニンとどっちが効くの?』って聞かれることも多そうですね。」

「薬局でも本当によく聞かれます。ただ、この質問は意外と答えがシンプルではないんです。」

SG配合顆粒はロキソニンより強い?薬剤師が考察

「SG配合顆粒とロキソニン、どちらがよく効きますか?」

薬局でもよく聞かれる質問です。

結論から言うと、

現在、この2剤を直接比較した信頼できる臨床試験はありません。

つまり、

「ロキソニンの方が強い」

「SG配合顆粒の方が強い」

と断言できる医学的根拠はないということです。

結論

SG配合顆粒とロキソニンSの優劣を示すデータはありません。

効き方には個人差があり、頭痛のタイプによっても感じ方は変わります。

 

塩野義ヘルスケアへ問い合わせてみました

そこで実際に、塩野義ヘルスケアへ問い合わせてみました。

質問

「SG配合顆粒(またはセデス・ハイG)とロキソニンSを比較したデータはありますか?」

残念ながら、他の解熱鎮痛薬と比較した臨床データはありません。

メーカーとしても、

「ロキソニンより効く」

あるいは

「ロキソニンの方が強い」

という回答はできないということでした。

これは非常に誠実な回答だと思います。

「メーカーでも比較データはないんですね。」

「だから『どちらが強い』ではなく、『どちらが自分の頭痛に合うか』という考え方が大切になります。」

それでも「SG配合顆粒の方が効く」と感じる人がいる理由

一方で、

薬局では

「ロキソニンよりSG配合顆粒の方が効く。」

という患者さんに出会うことがあります。

なぜでしょうか。

SG配合顆粒(セデス・ハイG)は、

ロキソニンにはない

アリルイソプロピルアセチル尿素

という鎮静作用をもつ成分を配合しています。

この成分によって、

痛みだけでなく、

緊張や興奮が関係する頭痛では、

「こちらの方が楽になる」

と感じる人がいても不思議ではありません。

もちろん逆に、

ロキソニンの方が効くという人もいます。

薬剤師としての印象ですが、

「どちらが強いか」

ではなく、

「どちらが自分の頭痛に合うか」

で評価が分かれる薬だと考えています。

SG配合顆粒は強さランキングでは何位?

インターネットでは、

「最強の頭痛薬ランキング」

のような記事を見かけることがあります。

しかし、

薬剤師の立場から言うと、

頭痛薬に順位を付けることはできません。

理由は、

頭痛にもさまざまな種類があるからです。

例えば、

  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛
  • 発熱による頭痛
  • 肩こりが関係する頭痛

などでは、

効きやすい薬が変わることがあります。

そのため、

「ランキング1位だから一番効く」

という考え方はおすすめできません。

むしろ、

自分に合う薬を見つけること

の方が大切です。

SG配合顆粒・セデス・ハイGを使用できない人

「同じ成分なら安心ですね!」

「ただし、一つ大事な注意点があります。イソプロピルアンチピリンはピリン系なので、アレルギー歴がある方は使用できない場合があります。」

SG配合顆粒とセデス・ハイGには、

重要な注意点があります。

それは、

ピリン系解熱鎮痛薬

であることです。

配合されている

イソプロピルアンチピリン(IPA)

はピリン系薬剤です。

そのため、

  • ピリン系薬剤でアレルギーを起こしたことがある方
  • 喘息発作を起こしたことがある方(添付文書参照)

では使用できない場合があります。

ピリン系アレルギーの既往がある方は、

自己判断で使用せず、

医師・薬剤師・登録販売者へ相談してください。

「じゃあ、どんな人なら候補になりそうですか?」

「病院でSG配合顆粒を使っていて、同じ成分の市販薬を探している方などが候補になります。」

SG配合顆粒・セデス・ハイGはどんな人に向いている?

ここまでの内容をまとめると、

次のような方には候補になる薬だと考えられます。

向いている人

・病院でSG配合顆粒を使用していて、同じ成分の市販薬を探している方

・ロキソニンでは十分な効果を感じられなかった方

・胃への負担が気になり、別の選択肢を探している方

・解熱鎮痛薬を使い慣れており、用法・用量を守って使用できる方

一方で、

慢性的に頭痛薬を飲み続けている方や、

毎日のように服用している方は、

薬剤の問題ではなく、頭痛そのものを診断してもらうことが重要です。

市販薬で我慢を続けるのではなく、

医療機関を受診することも検討しましょう。

「今日のポイントは『病院の薬だから強い、市販薬だから弱い』ではないということですね。」

「その通りです。成分や配合量、そして自分の症状に合っているかを確認することが大切ですよ。」

まとめ|SG配合顆粒とセデス・ハイGの違い

今回の内容をまとめると、

  • SG配合顆粒とセデス・ハイGは、現在配合成分・配合量ともに同じ
  • 違いは主に「処方薬」と「市販薬」という販売形態
  • ロキソニンSとどちらが効くかを比較した臨床データはない
  • ピリン系解熱鎮痛薬なので、アレルギーのある方は使用できない
  • 頭痛が長引く場合は、市販薬だけに頼らず受診も大切

薬剤師から一言

「病院の薬だから強い」

「市販薬だから弱い」

とは限りません。

SG配合顆粒とセデス・ハイGのように、処方薬と市販薬で同じ成分・同じ分量というケースもあります。

薬を選ぶときは、「処方薬か市販薬か」ではなく、自分の症状や体質に合っているかどうかが大切です。

ゆるやくのひとりごと

昔ドラッグストアで働いていた頃、

「病院の薬と同じものありませんか?」

という質問は本当によく受けました。

調べてみると、

「意外と同じだった。」

という薬もあれば、

「名前は似ているけど中身は全然違う。」

という薬もあります。

だからこそ私は、

「本当に同じなの?」

という疑問をできるだけ自分で調べて記事にしています。

今回のSG配合顆粒も、その一つでした。

薬は効き目だけでなく、

「なぜこの成分なのか」

「なぜこの商品があるのか」

という背景まで知ると、面白い発見があったりします。

 

あとは、

  • 一般の人は、どの商品と比較して迷っているのか
  • どんな商品と一緒に検討されているのか
  • 売り場で何を基準に選んでいるのか

を確認するだけです。

これは購入をすすめるためというより、店頭で相談を受けたときの予習に近い作業です。

実際、Amazon・楽天・Yahoo!ショッピングなどを見ると、

  • 比較されている商品
  •  関連商品
  • 添付文書
  • 実勢価格

など、普段の接客にも役立つ情報が見えてくることがあります。

薬剤師や登録販売者は成分から薬を見ますが、お客様は

「名前が似ている」

「値段が違う」

「CMで見た」

という視点で選んでいることも少なくありません。

成分を理解したあとに商品ページを眺めると、

「一般の人にはこう見えているんだ」

という発見があり、OTC販売にも役立ちます。

こちらの記事もおすすめ

病院薬と市販薬の違いや、名前が似ていて迷いやすい薬についても解説しています。

 

参考・免責事項

この記事は、添付文書・メーカー公開情報・製品情報などをもとに、主に登録販売者や薬剤師の勉強用に作成しています。

できる限り正確な情報となるよう確認していますが、最新情報や個別の症状については、医師・薬剤師・登録販売者へご相談ください。

商品リンクは、添付文書・成分・実勢価格・比較商品などを確認するために掲載しています。