こんにちは。薬剤師&ケアマネ卵&ブロガーのゆるやく
です。
諸事情あって、毎年ケアマネ勉強を忘れない程度にやっている変わり者です。
訪問看護・訪問リハ・通所リハ
医療系のサービスは、すべて医師の指示が必要
そして、試験によく出るのが、許認可関係の項目です。
訪問看護・訪問リハ・通所リハのサービスは、法人格は不要
(小さい診療所でも訪問看護ができる)
訪問看護・訪問リハ・通所リハ
病院、診療所はみなし指定されているので、届け出無しでサービスできる
その他は、届け出が必要です。
医療系は、病院、診療所に忖度して手続きが簡単になっているイメージです。
訪問看護
訪問看護は病院・診療所・訪問看護ステーションから提供
- 訪問看護指示書は6か月有効
- 訪問看護計画書を主治医へ提出する
訪問看護の提供スタッフは、
- 看護師
- 保健師
- PT・OT・ST
療養上の世話を行う
訪看ステーションから
PT・OT・STが行っても、訪問看護になる
でも、看護師が行ってなんぼのものだから、減算はされる・・・。
医療保険の訪問看護
通常訪問看護は介護保険から提供されるが、例外で医療保険から出る場合があります。
それは、
- 一時的に訪問看護がたくさん必要になったとき
(特別訪問看護指示書 14日間) - 常時訪問看護が必要な難病(ALSとか)
- 死が近い時(ガン末期など)
区分支給限度基準額って覚えてます?
1か月に介護保険が使える上限です。
ガチで訪問看護が必要になってしまったら、訪問看護だけで区分支給限度額がいっぱいになってしまいます。
そうすると、ヘルパーさんや訪問入浴などほかのサービスが使えなくなってしまいます。
それは困るので、訪問看護だけ医療保険から出しましょうという対策です。
介護報酬
訪問看護は、要介護度は関係なく、行った時間ごとに算定される。
訪問系は、大体要介護度は関係ない。
(人が一人行くのに対する人件費という考え方?)
特別管理加
褥瘡は処置が必要
カテーテルや人工肛門も胃ろうも、ヘルパーさんでは処置できない
これらは、訪問看護が必要。
- 真皮を越える褥瘡
- 人工肛門・人口膀胱・経管栄養(胃ろう)
- 気管カニューレ・留置カテーテル
- 点滴注射
長時間加算:特別管理加算にくわえて、1時間30分以上の訪問看護を行うと加算される。
ターミナルケア加算
24時間連絡体制で、
- 死亡日
- 死亡前14日間以内で2日以上
ターミナルケアを行ったとき
訪問看護のPT・OT・STは減算
訪問看護なので、看護師が行くことがメイン
そのため、
PT・OT・STが行った場合の減算規定がある
同居家族への訪問看護提供禁止
訪問看護や訪問介護など比較的潤沢にサービス事業者がいる場合は、自分の家族への提供が禁止になる
地域内に不足している希少なサービスにはこの規定が無い。
訪問リハビリテーション
提供施設は、常勤医師がいる施設
訪問リハ開始は、医師の指示が必要
病院、診療所は法人格不要でできる。
- 病院・診療所(みなし指定)
- 介護老人保健施設(みなし指定なし、申請必要)
- 介護医療院(みなし指定なし、申請必要)
病院・診療所は特に届け出無しでサービス開始できるが、それ以外は届け出が必要。
スタッフ
- 理学療法士(PT)
- 作業療法士(ST)
- 言語聴覚士(OT)
訪問リハの内容
リハビリテーション会議
利用者・家族・医師・PT・OT・ST・ケアマネなどで集まって
リハビリ計画を作成する。
家の中の生活スタイルなどを考えて、リハビリ計画を立てる必要がある。
訪問看護では、医師の訪問看護計画だけで、担当者が集まって訪問看護計画を
作成したりはしない
短期集中リハビリテーション実施加算
退院、退所日または、初めて要介護認定を受けた日から3か月以内に、
集中的(週2日以上)に訪問リハを実施
リハビリテーションマネジメント加算
多職種共同で、リハビリテーション計画の定期的見直しなど実施
通所リハビリテーション
介護老人保健施設・介護医療院・病院・診療所にかよって、リハビリを受ける。
どこも、医師がいるところなので、人員基準に常勤医師1名
個別、集団でリハビリを行う
訪問リハ同様、リハビリテーションマネジメント加算・短期集中リハビリテーション加算がある
退院、退所日または、初めて要介護認定を受けた日から3か月以内に、
集中的(週2日以上)に訪問リハを実施
よく、介護老人保健施設の車に高齢者がたくさん乗っている所を見ます。
多分、これが通所リハビリテーションです。
(老健は、入所するときや、短期入所療養介護とかも普通は送迎がついていないので、老健の車は多分通所リハ用でしょう。)
送迎を行わない場合は減算があります。
延長加算
通所リハビリテーションは、
8時間以上の場合、6時間の延長を限度に算定します
紛らわしい通所介護の時間と区別しましょう
通所介護は、
9時間以上の時、5時間を限度に算定します
その他、色々加算がありますが、一度に覚えようとすると訳が分からなくなります。
これ以外に次の2つが良く出ます
認知症短期集中リハビリテーション実施加算
短期集中リハビリテーション加算の認知症バージョンがあります。
退院・退所日または通所開始日から3か月以内に実施した時に加算
栄養スクリーニング加算
通所リハだけではなく色々な施設で栄養スクリーニング加算が出てきます。
これは栄養系の加算で一番お手軽なものです。
誰がやってもいいし、やることはチェックリストに基づいてチェックするだけです。
(栄養スクリーニング加算には、栄養士とかの資格者不要)
最後に
どの施設にどんな加算があるかまでは、正直覚えられなくていいと思います。
どんな感じの加算が、通所リハと訪問リハにあったかな?と覚える程度でいいです。
ただ、短期集中リハビリテーション加算などの、3か月とか、〇〇から3か月といった感じで、よく問題に出る加算はしっかり押さえておくといいと思います。
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