売り手市場と言われる薬剤師業界にあっても、
👉仕事選びは慎重にしなければならない。

薬剤師の転職では転職情報サイトを使うことが多いが、
今回はそれを使わずに失敗してしまった友人M君の話。

本人には了承は得てませんので(笑)一部フィクションを交え、身バレ防止策を施しています。

なお、病院をディスっているわけではありません。

スキルがあれば病院でもよい待遇があります。今回は新卒1年目のケースです。

 

最後にコネ転職の【極意】も紹介しています。コネ転職の話がある人は必見です。

病院勤務で飢えに苦しみ、コネで転職してハマった友人M

友人Mは、薬学部に入りたくて入った、薬剤師を心から目指していた人間。

関係ないけど結構イケメンだった。こんな感じの。

現役で国家試験に合格すると、迷うことなく病院に就職した。

確か、学生の頃就職に関して話した気がします。

「病院は給料安いけど、最初から就職は病院と決めていたのでそれ以外考えられない」

それだけ決意が固いのだから、最終的に病院の薬局長にでもなるつもりなのかなと思っていました。

就職から1年ちょっと経った頃、その彼の家の近くに行く用事がありました。

久しぶりに会って話しました。

■病院の現実:給料がキツすぎる

就職から1年ちょっと経った頃、
たまたま彼の家の近くに行く用事があり、久しぶりに会った。

第一声がこれ👇

👉「病院、給料安すぎ」

病院給料安すぎで、一人暮らしするのもやっとだよ。

車は持っているけど、通勤でガソリン減るからチャリで通う。

夏なのに、クーラーはつけない

というか無いところに住んでいて、蒸し風呂状態の家だった。

とりあえず暑いから外でよう。

 

外の自販機でコーヒー買おうと思ったら、
彼は麦茶持参で来ていた。
いつのまに・・・

「とにかく、給料安すぎ。やってらんないからやめることにするよ。」
「最近は、昼のカップラーメンすらぜいたく品で、家でそうめん茹でて弁当にしている」
「夕飯も、まあ、そうめん一束食って、しばらく我慢すれば満腹中枢が刺激されて腹が膨れてくるからそれでしのいでいる」

満腹中枢ありがたや~

時々彼女と遊びに行くときにお金使うから、あまり無駄遣いできないらしい。

 

たしかに、彼は無駄な肉が一切なく、体育会系なのでエグザイルみたいな体つきになっていた。

体脂肪率5%以下!!って感じ。

それはそれでうらやましかったが、やはり貧困生活には嫌気がさしていたのだろう。

それにしても、
👉あれだけ病院志望だった彼を1年で挫折させるとは

病院の給料の安さは
👉大学受験よりも国家試験よりも厳しいのかもしれない

(近年は、探せば条件の良い病院も結構あるが、当時はひどかったです。)

「このままだと病院で病気になるわ(笑)」

ふざけていたが、
👉目は全然笑っていなかった

■ここでの分析

👉理想で選んだ職場は、現実で崩れることがある

・やりがい
・ブランド
・理想像

👉これだけで選ぶと、生活面で詰む可能性がある

病院の先輩のコネで転職

「どこに転職するの?」
「うちのドラッグストア紹介しようか?」

そうすれば、紹介料が・・・と思ったが、

 

「病院で世話になった先輩の知り合いが薬剤師会の役員でそのひとの薬局に行くことにした」
「転職活動しなくて済んだし、給料もいいみたい」

 

👉コネで決まったのか

薬局の募集はいくらでもあるし、
コネにこだわる必要はないのではと思ったが、

👉もう決まっているならいいか

■ここでの分析

コネ転職は“楽に決まる”が、その時点で比較が消える

本来やるべきこと👇

👉転職サイトで他と比較
👉条件の相場確認

これをやらないと

判断基準がゼロになる

 

世話になった先輩
  • 世話になった先輩は、病院での調剤のミスで大変なことになりそうになったときに、一緒に解決してくれたりしたらしい。
  • 病院内での男女のトラブルもあったらしいが、それもうまくまとめてくれたし、恩があるんだよね。

彼はそう言っていた。

 

調剤ミスは仕方ないとしても、男女のトラブルで一回り以上年上の先輩の力を借りて解決って、彼はいったい何をやらかしたのか・・・

 

それで、その薬局って、良さそうなの?
社長と面接もして、気に入ってもらえた。
社長も現場で調剤やっているから、慣れないうちはフォローしてくれるって言っていたし。

 

数店舗展開している、地元の小さい薬局チェーンだったが、そのときは特に何も気にはしていなかった。

■ここでの分析

👉コネには“義理”がセットでついてくる

普通の転職👇
辞めたい → 辞める

コネ転職👇
👉辞めたい → “義理を考える”

👉この差が後で効く

数年経過すると・・・

 

数年後:事件発生

👉社長、急死

心筋梗塞とか、そういった病気で急死してしまったらしい。

社長以外に会社をまとめられる人がいない中、まさかの

何もわからない社長の妹が社長就任

そこが悲劇の始まりだった・・・

 

M君の転職先の薬局、経営傾く

いままで社長の力で持っていた会社なわけなので、屋台骨が揺らげば経営は傾く。

それをカバーするために、なにもしらない妹社長は、半ば不正まがいの指示をしてきて売り上げを作ろうとする。

それはひどい状況になってしまったらしい。

■ここでの分析

👉小規模薬局は“社長依存”が強い

トップが抜けると会社ごと崩れる

👉これは事前にチェックできるリスク

 

そんな話を彼としている中で、

「やめちゃえばいいんじゃない?」

というと、

「病院で世話になった先輩から、助けてやってくれと頼まれてしまったからやめられないんだよ」

どうやら、妹さん社長がその先輩にまで手を回していたらしい。

恐るべしです。

■分析

👉逃げ道がなくなる

・恩
・義理
・人間関係

👉全部がブレーキになる

コネでの転職から得られる教訓

そんなわけで、

コネで転職すると、何かあったときにそのトラブルに巻き込まれて抜けれなくなってしまうというお話でした。

 

ちなみに、その薬局はさらに経営が傾いたため、ほかのチェーンに買収されて、彼の勤務状況はなんとか普通に戻ったとのことでした。

でも、嫌な思いをしたことや、病院時代の先輩からの呪縛から逃れるべく、今度は転職サイトを利用して無事転職しました。

 

友人から得た教訓

  • コネが一概に悪いとは言えませんが、最悪の事態を想定して利用する必要がある
  • 男女のトラブルなどで先輩や社内に借り(弱み?)を作ると転職に不利

2つ目はあまりないとしても、コネには気を付けましょう。

ゆるやく的まとめ:やるべきだったこと

👉エージェント相談

コネ転職であっても、転職先の情報収集を転職エージェントを使うこともできたはずです。

・会社の評判
・内部事情
・離職率

👉事前に見えた可能性あり

■さらに重要

👉1社だけで判断しない

👉複数エージェントの意見を比較

理由👇

・担当の知識差
・主観の偏り
・紹介バイアス

👉これで精度が上がる

そのうえで納得できればコネ転職でもいいかもしれません。

コネ転職の極意は、裏で転職エージェントで調査せよ

そんな感じです。

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