「アスベリンがOTCとして承認!」
🥉 アスベリン®せき止め錠Pro20(せき止め鎮咳去痰薬)
✔ シオノギヘルスケアが 医療用と同じ成分・同量を配合したOTC薬 として厚生労働省の承認を取得した新製品です。
✔ せき・痰の症状に働きかける鎮咳去痰成分「チペピジンヒベンズ酸塩」を含み、 8歳以上から服用可能・家庭常備薬としても選びやすい設計 とされています。
✔ 発売日や詳細は改めて案内される予定ですが、医療用クラスの有効成分をセルフケアで利用できる選択肢として医療関係者や薬局現場で話題になっています。
はいはい、来ました。
OTCの未来が広がる風なやつ。
セルフメディケーション革命風のやつ。
……やっぱり、ふたを開けてみると、
チペピジン(いつもの)
いや、アスベリン(チペピジンヒベンズ酸塩)が悪いんじゃない。
むしろ、医療用でも長年使われてきた、優等生寄りの鎮咳薬。
でも「OTC化!」って言葉に期待するのは、だいたいこういうのじゃない。
出てきたのは 子ども咳・かぜ薬売り場で昔から見たことある顔ぶれ。
というわけで今回は、ニュースで名前が踊る割に、実際の現場は「へぇ…」で終わりがち
チペピジン配合OTC(+その周辺)を、思いつく限りぜんぶ盛りで紹介します。
まず結論:このページで扱うOTC(全部)
今回登場しているのは、以下の 6製品です。
咳止め(せき・たんメイン)
樋屋 こどもせきどめチュアブル
子ども総合かぜ薬(咳+鼻+熱など)
樋屋こども総合かぜ薬M(10包)
ムヒのこどもかぜ顆粒(12包)
パブロンキッズかぜ錠(40錠)
家族で使える総合かぜ薬(7歳〜大人)
ルルアタックFxa(12錠)
(※いずれも “チペピジンヒベンズ酸塩” が入っている/入っている系の紹介枠)
先に大事な話:咳止めは「止めればいい」ってもんじゃない

咳は、異物や痰を外に出すための防御反応です。
だから 「熱もなく元気で、痰が絡むだけ」みたいなケースで、咳をガツンと止めすぎるのは、状況によっては微妙なこともあります。
逆に、夜眠れない・嘔吐するほど・家族全員寝不足…なら
「いったん落ち着かせる」意味でOTCが助けになることもあります。
この先は「家庭で選ぶなら、どれが扱いやすい?」に寄せて、わかりやすく整理します。
① 樋屋 こどもせきどめチュアブル(咳止め単独枠)
こんな家庭に向く
子どもが粉薬や錠剤が苦手
「飲めない問題」が最大の敵
ノンシュガーが良い(歯磨き後に飲ませたい等)
特徴(ざっくり)
チュアブル(噛む/口で溶かす)=飲ませやすい
チペピジン+ノスカピン+気管支を広げる成分+抗ヒスタミン成分
眠気:出やすい(眠くなる成分あり)
使用年齢:5〜14歳
用法:1日3回(食後)+必要なら就寝前
ゆるやく的コメント
子ども咳止めの最難関は、だいたいここ。
② 樋屋こども総合かぜ薬M(粉・1歳〜の総合かぜ薬)
こんな家庭に向く
子どもの風邪症状が広め(鼻・咳・のど等)
粉薬OK
味が重要(メープルシロップ味)
特徴
アセトアミノフェン+チペピジン+抗ヒスタミン+生薬成分(ナンテンジツ系)
使用年齢:1歳以上
眠気:記載上は 眠くなる成分あり
ゆるやく的コメント
味で勝負する薬は、だいたい苦味を隠してるだけ。現場あるある。
③ ムヒのこどもかぜ顆粒(粉・アンパンマン・飲ませやすさ重視)
こんな家庭に向く
苦味が苦手な年齢層
「とにかく飲ませたい」が最優先
子どもがパッケージで機嫌が変わる(ある)
特徴
チペピジン+気管支を広げる成分+抗ヒスタミン+解熱鎮痛
風味:いちご味
使用年齢:1歳以上
眠気:出やすい(眠くなる成分あり)
ゆるやく的コメント
④ パブロンキッズかぜ錠(錠剤・5歳〜)
こんな家庭に向く
粉が無理/錠剤の方が楽
小粒で甘い錠剤が合う子
「咳+熱+鼻」など広めの症状
特徴
チペピジン+去痰(グアイフェネシン)+抗ヒスタミン+アセトアミノフェン
使用年齢:5歳以上
眠気:出やすい(眠くなる成分あり)
ゆるやく的コメント

⑤ ルルアタックFxa(7歳〜大人まで。家族まとめ買い枠?)
こんな家庭に向く
子ども(7歳以上)〜大人まで、1つでまとめたい
風邪症状が重め(熱・咳・のど等)
“家族で使える常備薬”を一つ持っておきたい
特徴
解熱鎮痛2種(ピリン系+アセトアミノフェン)+チペピジン+ノスカピン等、成分てんこ盛り
使用年齢:7歳以上
眠気:出やすい
いろいろ入ってる=効く人もいるが、不要成分も増えやすい(=体質に合わない人も出る)
ゆるやく的コメント
でも全部入りは、だいたい「誰にも100点じゃない」もセット。
最後に:OTCに希望が見えない、って話

アスベリンOTC承認のニュースを見て、
「おっ、OTCの時代来た?」
って一瞬でも思ったヒトに言いたい。
来てない。
だいたい、いつもの面子。
でも、逆に言うと
この「いつもの面子」って、実は 家庭では一番使われるゾーンなんです。
OTCは、夢の新薬じゃなくて“飲ませやすい・年齢が合う・余計な成分が少ない”を選ぶゲーム。
希望は薄いけど、現実には役立つ。
OTCってそういう立ち位置のまま、今日も売り場に並んでます。
本当は、タミフルのOTC化とか、クラビット点眼のOTC化とか、やってほしいことは山ほどあるんだけど、PL、メジコン、ムコダインに続き、アスベリンもOTCに登場して、これからスイッチOTCに弾みがつくことを激しく望みます。























