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【市販で買える】痔の飲み薬5選を比較!お客さんに合うのはどれ?

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もっとお得なショップがあるかもしれませんので、購入する際はサイト内でショップをご検討してからにしてください。

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【市販で買える】痔の飲み薬の違い 意識したことあります?

✅「痔の薬って塗るやつだけじゃないの?」
✅「外出中にも使える飲み薬があれば助かるのに…」

そんなあなたに向けて、市販で買える痔の内服薬を徹底比較&使い分け解説します!

痔の内服薬はそれぞれ個性的なものが多く、どれをお勧めすればいいか迷うこともあります。

内服の痔の薬は、外用ほど目立たず聞かれないため、成分の勉強なんかもスルーしちゃってた!という薬剤師や登録販売者さん向けに書いていますが、一般の方にも分かるように配慮しています。

【痔の内服薬、分類できますか?】

「痔の薬=外用薬」という認識は根強いものの、実は内服タイプのOTC痔疾患薬も複数存在します。

しかし、効能効果はいずれも「痔核・きれ痔・痔の出血」と一見して同じ。

薬剤師や登録販売者として、どれをどう選び、どう説明すればよいのか戸惑うこともあるはずです。

本記事では、現在日本で販売されている代表的な内服痔疾患薬5製品を、
メーカー公式の情報に基づき比較・整理し、あえて分類・使い分けの視点で解説します。

この記事はこんな方に向いています:

  • 店頭で「どれが効くの?」と聞かれたときに、成分ごとに説明したい方

  • 外用薬を避けたいお客さまに、内服薬を適切に勧めたい方

  • OTC販売現場で、製品ごとの「意味ある差」を伝えたい方

個別製品の使い分け(5製品)

医学的、薬学的、漢方の側面から考えてみましょう。

① 内服ボラギノールEP(天藤製薬)

専門視点コメント
医学抗炎症・血流改善のサポートとして位置づけ。外用と併用で効果補強。即効性は高くない。
薬学ビタミンE+生薬で比較的マイルド。併用時の相互作用リスクは低い。副作用も少ない。
漢方紫根や牡丹皮は清熱作用あり。明確な漢方処方ではないが、軽度の熱症状を伴う痔に向く。

🔹適応傾向:軽度〜中等度の痔・炎症傾向がある痔に。外用と併用で。

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② 内服ボラギノールEX(天藤製薬)

専門視点コメント
医学排便障害・慢性痔核を改善したいケースに。食事・生活習慣も合わせて見直しが必要。
薬学10種生薬の構成は複雑。ダイオウ配合により便通改善作用あり。下痢傾向には注意。
漢方「乙字湯」や「桃核承気湯」的な構成要素を含み、瘀血+便秘体質に適する。冷え性・女性にも◎。

🔹適応傾向:慢性・再発性・便秘を伴う痔、体質改善も視野に入れた処方向け。

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③ ヘモリンド舌下錠(小林製薬)

専門視点コメント
医学ヨーロッパで伝統的に使われる静脈治療薬。うっ血、初期のいぼ痔、軽度の出血に。
薬学舌下吸収による即効性あり。胃腸が弱い人にも使いやすい。成分はシンプル。雑食動物の血管が原料。
漢方漢方的解釈は困難だが、「血行不良」や「瘀血」へのアプローチとみなせる。

🔹適応傾向:いぼ痔の初期、うっ血・軽度出血が主な症状で、服薬しづらい人向け。

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④ 内服用ジーフォー(佐藤製薬)

専門視点コメント
医学止血+ビタミン+炎症緩和+排便改善と多角的。処方薬(アドナ+乙字湯)の市販版的存在。(カルバゾクロム→病院用名アドナ)
薬学相互作用や副作用リスクは低め。汎用性が高く、バランスの良い設計。
漢方「乙字湯加大棗」エキス含有。体力中等度、便秘傾向、うっ血タイプに適する。

🔹適応傾向:典型的な内痔核・出血・炎症・便秘が複合している中等症タイプ。

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⑤ プリザGカプセル(大正製薬)

専門視点コメント
医学メリロート=血流改善・抗炎症作用。外用を避けたい層、日中でも服用しやすい形状。
薬学成分構成が単純で、安全性が高い。妊婦・高齢者にも比較的使いやすい(念のため受診中は医師確認)。
漢方漢方的な構成ではない。西洋ハーブ中心の自然派アプローチ。体質改善効果は限定的。

🔹適応傾向:軽〜中等症、外用が苦手・旅行や仕事中に使いたい人。シンプルな製品を好む人向け。

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まず知ってほしい!痔の内服薬って何に効くの?

内服薬は「痔核(いぼ痔)」「きれ痔」「痔による出血・腫れ・痛み・かゆみ」といった痔の症状を体の内側からやわらげるためのお薬です。

市販薬の効能効果は同じに見えるかもしれませんが、成分がけっこう違います

5製品の成分と特徴まとめ

あくまでも添付文書上の効能効果は「次の場合の症状の緩和:痔核(いぼ痔),きれ痔,痔出血」と似たり寄ったりです。

でも成分が違うからそれぞれ特徴があるはずです。

成分から特徴を分析してみました。

(すべて塗り薬や座薬と併用してOKです)

製品名製造販売元剤形有効成分(1日量中)特徴
内服ボラギノールEP天藤製薬顆粒3種の生薬エキスとビタミンEを配合し、血液循環の改善、炎症の抑制、痔の症状(痛み・出血・はれ・かゆみ)を内側から改善します。
内服ボラギノールEX天藤製薬錠剤10種類の生薬を配合し、抗炎症、鎮痛、血流改善などの作用で、痔の症状と原因の両方にアプローチします。
ヘモリンド舌下錠小林製薬舌下錠舌下から成分を吸収し、患部のうっ血を改善。血管循環機能の調節、抗浮腫、線維素溶解、組織修復・抗炎症の4つの作用で、いぼ痔の根元から改善します。
内服用ジーフォー佐藤製薬錠剤血管強化作用のあるカルバゾクロム、血行改善のビタミンE、炎症抑制のセイヨウトチノミエキス、穏やかな排便作用のある乙字湯加大棗エキスを配合し、痔の出血や炎症、うっ血を改善します。
プリザGカプセル大正製薬ソフトカプセル植物由来の有効成分であるメリロートエキスが、痔核のうっ血を改善し、痔の出血、痛み、はれなどの症状を内側から緩和します。患部を触らずに対処できる内服タイプで、飲みやすいソフトカプセル形状を採用しています。

重度の出血・激しい痛み・排便困難:内服薬単独では限界。医療機関受診推奨。

よくある質問(FAQ)

Q1. 飲み薬って痔に本当に効くんですか?

→ 効果はあります!出血やうっ血、炎症を内側から改善してくれるのが内服薬の強み。外用薬との併用でさらに効果UP!

Q2. 外用薬と違って、どれを選べばいいのか分かりません…

→ 成分が異なり、得意な症状も違います。この記事の表を参考に、症状や使いやすさで選びましょう!

ただ、実際はどれが合うかは使用してみないと分からないことがほとんどです。

最初のつかみとして参考にする程度が良いです。

Q3. 妊娠中でも飲めますか?

→ 内服薬は慎重に扱う必要があるので、必ず医師・薬剤師に相談してください。

特に大黄の入っている漢方薬は妊娠中は望ましくないため注意が必要です。

豆知識コーナー|「えっ、そんな成分だったの?」内服痔薬の裏話

読んでから薬を選びたくなる⁉

痔の内服薬に使われている、意外すぎる成分の雑学をお届けします。

🐖【ヘモリンドの成分は…豚の血管⁉】

「静脈血管叢エキス」という、何ともメカニカルな名前の成分が入っているヘモリンド。
これ、調べても「雑食動物由来の血管」くらいしか出てきません。

……ちょっとコワい?

でも安心してください。実際には豚由来の血管組織から抽出された成分です。
安全性はもちろん確保されており、ヨーロッパでは医療用として長年使われている伝統ある止血成分です。

ただし――
🧕宗教上、豚由来成分を避けている方は要注意。
その場合は他の植物性・漢方系の製品を選びましょう。

💊【カルバゾクロム=アドナ】実は病院の止血剤

ジーフォーに含まれる「カルバゾクロム」って、聞き慣れないですよね?
でもこれ、実は病院で使われる止血剤「アドナ」と同じ成分。

鼻血や胃腸からの出血を抑えるために処方される、れっきとした医療用成分です。

👉市販の痔薬にも「軽い出血を止めるため」にこっそり?入ってるんです。

市販でアドナが飲めるのはジーフォーだけかもしれません(笑)

「市販の薬ってどうせ効かないでしょ」なんて言ってるそこのあなた、ちょっと考え直しましょう。

🌿【メリロート=むくみサプリ界のスター】

プリザGに使われている「メリロートエキス」。

これ、実は足のむくみ対策サプリやダイエット系の健康食品にもよく使われているんです。

メリロートには血流改善や水分代謝を促す作用があり、「脚がパンパンでつらい…」という悩みに対応したアイテムとしても人気。

👉つまりプリザGは、“うっ血したおしり”にも、“むくんだ足”にも優しい成分が入っているわけです。

まとめ:中身を知ると、選び方がちょっと変わる?

こうして見ると、市販薬の中にも意外と「本格派」の成分が使われていたり、
知ってるようで知らない背景があったりして、選ぶ楽しさ?も少し出てきますよね。

選ぶ楽しさを感じるのは薬剤師だけかもしれません・・・

気になる成分があった方は、ぜひ製品ページやリンク先で詳しくチェックしてみてください!

紹介した薬たち(使い分け別)

① 内服ボラギノールEP(天藤製薬)

🔹適応傾向:軽度〜中等度の痔・炎症傾向がある痔に。外用と併用で。

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② 内服ボラギノールEX(天藤製薬)

🔹適応傾向:慢性・再発性・便秘を伴う痔、体質改善も視野に入れた処方向け。

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③ ヘモリンド舌下錠(小林製薬)

🔹適応傾向:いぼ痔の初期、うっ血・軽度出血が主な症状で、服薬しづらい人向け。

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④ 内服用ジーフォー(佐藤製薬)

🔹適応傾向:典型的な内痔核・出血・炎症・便秘が複合している中等症タイプ。

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⑤ プリザGカプセル(大正製薬)

🔹適応傾向:軽〜中等症、外用が苦手・旅行や仕事中に使いたい人。シンプルな製品を好む人向け。

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まとめ

痔の内服薬は、同じ「効能効果」でも成分・使い方・得意分野が違うんです。

✔ 出血がつらい人
✔ 便秘がちな人
✔ はれが主な人

…それぞれに合った薬を選べば、「もっと早く知っておけばよかった!」と思えるくらい快適になることも。

👉 市販薬だからこそ、自分に合うものを正しく選ぶのが大切です。