意外と知らない 市販医薬品

アセトアミノフェン・カロナールが手に入らない! 市販で購入する方法は?

新型コロナワクチン接種に伴う副反応による発熱や頭痛。

これらの症状を緩和する為に、解熱鎮痛剤が有効であることが厚生労働省から出されています。

 

また、一部報道で解熱鎮痛剤の中でも、アセトアミノフェンが最も適していると思わせるような伝え方がなされています。

 

そのため、ドラッグストアの店頭からアセトアミノフェンの配合の医薬品が品切れとなっています。

 

ワクチン接種後、特に2回目接種後は、多くの人に発熱、頭痛、倦怠感などの全身性副反応が起こります。これはワクチンに対する免疫反応のひとつで、数日で軽快します。ワクチンの効果が低下するのではと、解熱鎮痛剤の使用に不安を持つ人がいるようです。アスピリン、ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)ではなく、抗炎症作用の少ないアセトアミノフェン(カロナールやタイレノール)を服用した方が良いという考えもあるようです。(引用 https://www.covid19-yamanaka.com/cont5/72.html)

アセトアミノフェンがよいという考えもあるようです・・・とは?
アセトアミノフェン(病院用:カロナール)は、解熱鎮痛剤の中でも、子供にも使用する一番マイルドなモノという位置づけです。
だから、困ったときにはアセトアミノフェンというコンセンサスが出来上がっているのかもしれません。

タイレノールはアセトアミノフェン単剤

作用もマイルドで、普段はそんなに売れないのでおそらく生産も少なかったのでしょう・・・

どこも品切れ中です・・・。

代替え案として

タイレノールと同じアセトアミノフェンの成分は、このようなものがあります。

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腰痛が目立っていますが、アセトアミノフェンなのでタイレノールと同じです。

同じアセトアミノフェンでも、頭痛発熱で売り出すか、歯痛で売り出すか、腰痛で売り出すか、単なるマーケティングの違いなので、こだわらなくて大丈夫です

同じラックルでも、コチラの顆粒は全く違う漢方なので注意!!!

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小中学生用ノーシンピュアは、小中学生用となっていますが、アセトアミノフェン

大人が15歳未満の量を飲んでも差し支えありません。ちょっと効き目が弱いかもしれないですが、病院でも大人にこの量を処方することもあります。

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ドラッグストアでは、品切れなのにお客さんにしょっちゅう聞かれて困っているらしいですよ。

 

マスクや体温計の時を思い出しますね・・・。

 

 

これからワクチン接種をうけるにあたって、不安な方は次のような対策をしてはいかがでしょうか?

 

自宅にある残薬の確認(お勧め度1.5)

残薬とは、病院で処方された薬が服用されずにそのまま残ってしまったものを指します。

風邪の時などに処方された痛み止めや熱ざましがアセトアミノフェンの医薬品である可能性が高いです。

  1. 処方されてる薬局に問い合わせてアセトアミノフェン解熱鎮痛剤であるかどうか確認する
  2. 処方された薬局に問い合わせて使用期限を確認する(調べられない場合もあります)
  3. ワクチン接種時には、医師の問診を受けます。その際に、発熱時に手持ちのアセトアミノフェンの服用をしてよいか確認します。(手持ちを持参)
    (アセトアミノフェンは、ミリ数によって服用錠数などが異なってきます。)

 

薬局においては、安全性を考えて残薬は廃棄してくださいとしかお伝え出来ない場合もあります。無理に聞こうとするのはやめましょう。

その場合は、次の別の方法があります。

(自己判断で手持ちの残薬を飲むことは危険ですので止めましょう。)

医師に服用可否を聞いてから飲むよう説明するのがポイントです。

 

零売薬局の活用(お勧め度5)

処方せんなしで、病院で処方される薬が購入できる薬局が存在します。

零売(れいばい)薬局といわれ、真正面合法なのでご安心ください。

と言っても、病院で処方されている薬のすべてが購入できるわけではありません。

(血圧の薬や、糖尿の薬などほとんどの薬は処方せんなしでは購入できません)

ただ、アセトアミノフェン解熱鎮痛薬は処方せんなしでも購入できる場合があります。

それが、零売薬局です。

こちらのサイトに一覧があります。

https://tensyoku-yakuzaishi.com/site/reibai.html

有名どころでは、オオギ薬局さんがあります。

オオギ薬局 公式HP

ただ、ここに乗っている薬局以外にも零売を行っている薬局がまだ存在します。

テレワーク

インターネットやSNSなどで検索するとでてくる場合があります。

自宅の近くに零売薬局がないか検索してみると良いと思います。

【○○市 零売】で検索

Twitterで検索してもオッケーです!

 

 

零売をやっている薬局で相談することがお勧めです。

ドラッグストアとは異なり、必ず薬剤師がいることも安心できるポイントです。

くれぐれも零売を行っていない薬局に無理に販売するよう求めないようにしましょう。

 

ワクチン接種時の問診で、服用していい解熱鎮痛剤を確認する(お勧め度2)

ワクチン接種時に、アセトアミノフェンの使用が望ましいというような報道がされていることが今回のアセトアミノフェン不足の原因です。

医師により見解は別れると思いますが、アセトアミノフェンでなくても、ロキソプロフェンやイブプロフェンでも問題ないという考えもあります。

 

アメリカ疾病対策センター(CDC)は、NSAIDs(ロキソプロフェン、イブプロフェン)を含む解熱鎮痛剤を使用して良いとしています。
Possible Side Effects After Getting a COVID-19 Vaccine | CDC

 

手持ちの解熱鎮痛剤があれば、問診時に服用してよいか確認するのも一つだと思います。

 

市販のもので医師に聞く場合は、成分が1種類しか入っていない単剤タイプがオススメです。

市販薬には、処方薬には配合されていない成分が配合されていることもあるので、OTCに詳しくない医療関係者は、そんなん見せられても知るか!ってなる場合があります。

もちろん、調べればわかることですが、ワクチン接種時にさっと質問できるようにしておきましょう。

 

下記は、ロキソプロフェン単剤の【ロキソニンS】

 

下記は、イブプロフェン単剤の【イブ】

イブA(一般的に良く売っている鎮痛剤)は、配合剤なので間違えないよう注意

 

最後に

 

今回のアセトアミノフェンの不足問題もおそらく一時的な混乱です。

アセトアミノフェンは単なる熱や頭痛の対症療法で、服用が必須というわけではありません。

かかりつけの病院や薬局がある場合は、まずそこに相談することがおすすめなのは言うまでもありません。

慌てて薬局に押しかけるようなことが起きず、皆様が冷静に対応して頂けるとよいと思います。