はじめに
もしもの時の備蓄
100日後に死ぬワニ より
それはおいといて・・・
新型コロナ流行の影響による、マスクや消毒ジェルなどの品切れ
ようやく在庫状況も改善傾向となり、落ち着きを取り戻しつつあります。
マスクや消毒ジェル、トイレットペーパーなどの品切れ
日常生活物資の品切れで困るほか、転売や販売時のトラブルなど、様々な2次災害を引き起こしました。
販売業に携わるものとしては、思い出したくもないことかもしれません
でも、一部の古い人間は、これによって思い出したくないことも思い出してしまいました
なぜあら、これらの商品は以前にも大災害で品切れトラブルが起きたものだからです。
東日本大震災 3.11
東日本大震災時には、被災地のみならず、地震の影響の少なかった地域でも影響が出ました
東日本大震災では、マスクはガレキの片付けや砂ぼこり防振ために需要が急増し品薄になる
トイレットペーパーは、今回の新型コロナと同様、デマによる品切れが発生する
紙おむつや、生理用品など紙製品全般が品切する
保存の効く食料品・飲料水の品切れも発生する
電池・しまいにはろうそくも品薄に
ガソリンスタンドには、長蛇の列ができました
この時ドラッグストアで仕事をしていたため、未曽有の大災害で皆が備蓄に走る心理が働いている所を強く見せつけられました
今と同じように、「家にはまだトイレットペーパーあるけど、ここで買ったら次は他の店に行く」とかアホナこと言ってる人もいました。
当時は今ほど転売は盛んではなかったが、ヤフオクなどで、高額の電池が取引されていたことが印象的でした。
その状況を目の当たりにして誓った(笑)
次の災害は、備蓄満載で備えてやろうと
ローリングストック徹底
災害時には生活物資が根拠なく枯渇する
そんな経験もあり、震災後供給が回復した段階から、品薄になるものは常に備蓄するようにした
その結果、東日本大震災から9年後の2020年
新型コロナ発生時の我が家は、トイレットペーパー、ティッシュは棚ストックに満タン
60枚入りマスクも押し入れに6箱程度という状況だった
災害用備蓄はどのようなものが必要か
トイレットペーパー・紙製品
今回のトイレットペーパー騒動のように、デマで紙製品が無くなることはどうやら宿命のようです。
トイレットペーパー、ティッシュは常に数か月分のストックを持つことをオススメします
どうせ使うものだし、金額も大したこと無いし、まとめて買おうと思ってもかさばって大変だから、買い物の度に1箱ずつ買い増しておきましょう
マスク
今後考えられる当南海トラフ地震や、富士山の噴火などによる火山灰の対策としても、数か月分の備蓄が必要。呼吸器系疾患の方は特に注意
マスクは腐るものではないし、実際我が家ストックの9年前のマスクゴムも伸びたり切れたりしなかったので、長期保存の問題はクリアできる
このほか、災害時に備蓄が勧められている、保存食や飲料水、ラップ、電池、カセットコンロなどもチェックをオススメします
時々テレビの節約術で、
特売で安いからと買い込んだティッシュやレトルト食品などがたまってませんか?必要な時に必要なだけ購入するのが節約につながります
的なアドバイスが出ますが
気にしないことを強くお勧めします 無視しましょう(笑)
他にどのようなストックが必要か
薬剤師の考える防災対策
薬剤師的、災害用【処方薬】備蓄
薬の備蓄は絶対必要です
薬の備蓄といっても、市販薬のことではなく、持病がある人の普段から必要な処方薬です
例えば、糖尿病や高血圧、リウマチや膠原病、てんかんなどの慢性疾患
薬が切れると命にかかわります。ご家族や、大切な方が服用中の場合は、非常用の薬があるか、ぜひ確認してください
薬が切れることが生命を脅かす状態になりうる人は、医師と相談のうえ、多めに処方してもらうなどして、命綱を切らさないようにしましょう
例えば、30日ごと受診してる人が、毎回30日分の薬しかもらっていなければ、受診予定日に災害が発生した場合にまずいことになります
そうならないように、災害用備蓄であることを説明し、例外的に
一度だけ40日分処方してもらい30日後に受診する
などとして、手持ちの薬を確保するようお勧めします
災害時の体調悪化を防ぐ
避難所では、防災食のレトルトカレーや、カップラーメンやパンなど、炭水化物中心
ビタミン、ミネラルがゼロで、口内炎多発、肌もブツブツに・・・
野菜不足が必須なので、野菜を補うために備蓄できる優れものがコチラ
大麦若葉
これは、ビタミン、ミネラル、食物繊維を多く含んだ、携帯できる野菜
これで、ビタミン、ミネラル不足からくるブツブツや、便秘も予防
水や牛乳に溶かして飲めるので、期限が切れる前に飲んで、新しいものを常に補充しておきましょう
(一部の血液サラサラの薬を飲んでいる人(ワーファリン)、透析の人などは、使用前に医師、薬剤師、登録販売者等へ相談してください)
あると便利編
東日本大震災の際は停電などによる電力不足が深刻な問題となりました
今後も大規模地震や、コロナのような疫病の蔓延で電力不足が発生、長期化する可能性も否定できません
そこで
発電機・ポータブル電源
発電機 ポータブル電源
もしくは、ハイブリッドカーへ買い替え
すいません 言いすぎました
さすがに車まで変えるとなると、数百万円 防災対策で出せる費用ではありません
そこで、電気の不安におすすめなのが
車載インバーター
車載インバーター
スマホの充電、テレビ、ゲーム(笑)程度なら、このサイズで十分でしょう
そもそも、車を電源とする車載インバーターでは、冷蔵庫や電子レンジなどの家電を動かすには不十分です
スマホ充電できるこのクラスで十分な気もしますが、あえてもう少し容量の大きいものもオススメします
やや容量の大きいインバーターがオススメな理由
給湯器が、プロパンガス仕様であれば、容量がやや大きめの車載インバーターで使用できる可能性があります
風呂に水が貯めてある、もしくは水道が生き残っているなどであれば車載インバーターでプロパンガス給湯器を起動し、風呂が使えるというメリットは計り知れません
一般的には、水道より電気の方が先に復旧すると言われてますが、今後今までの常識が通用しない災害に襲われる可能性があります。
ライフラインは少しでも多く残しておくことが安心材料となります
最後に
いかがでしたでしょうか
どうかコロナ終息後に、皆様が備蓄を心がけることによって、新型コロナパニックのようなことが2度と起こらないように願ってやみません
くれぐれも、冒頭のワニ君のように、備蓄を食べつくさないようご注意願います