こんにちは。薬剤師&ケアマネ卵&ブロガーのゆるやく
です。
諸事情あって、毎年ケアマネ勉強を忘れない程度にやっている変わり者です。
今回は、いわゆる 定巡(ていじゅん)と夜間対応型訪問看護です。
この2つも、テキストでは別になることが多いですが、違いを理解するために一緒にまとめてみました。
こういう長い名称は、略語で覚えましょう。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護
略して
定巡(ていじゅん)
です。
日中・夜間通して、主に要介護1以上対象として生活を支えるサービスです。
詳しいところはあまり試験に出ないところです。
これとは別に、【夜間対応型訪問看護】があるため、定巡は夜間はやってないような誤解をしないよう注意。
夜家に行くので、当然合鍵を預かることも可能
定巡は一体型と連携型がある
連携型は、【訪問看護】を連携先に外注します。
定巡のオペレータ
電話番のような印象をうけるが、実際の業務内容はむずかしい。
通報者から連絡を受けて、随時訪問が必要かどうか判断を迫られるので、以下の資格者か、3年以上経験のある介護職員初任者研修修了者となっている。
- 看護師
- 介護福祉士
- 医師
- 保健師
- 准看護師
- 社会福祉士
- 介護支援専門員
この辺り試験に出る
- 歯科医師はオペレーターになれない
- 介護支援専門員でなくても、オペレーターになれる
ケアコール端末は、利用者のケータイで代替えできるならそれで良い。
定巡の計画作成責任者
オペレーターと共通ですが、計画作成者は、介護職員初任者研修3年以上は除外されます。
実際に訪問した看護師等のアセスメントとをもとに計画作成責任者が作成する
ここが試験に出る
- 計画作成は上記の資格職に限定される
- ケアマネじゃなくても計画作成できる
- ケアプランに定巡計画が盛り込まれているが、定巡計画担当者の裁量でサービス日時などを調整できる
定巡:訪問介護員などの人員
- 随時訪問サービスできる人は、提供時間中はずっと必要
- 定期巡回する人員は、提供する時間だけ必要数要れば良い
引っ掛け問題例
定巡では、定期巡回を行う介護職員等を、提供時間を通じて1人以上確保しなければならない
→×
定期巡回は、そのときだけ居ればいい。
定巡に特有:医療・介護連携推進会議
地域密着型サービスに特有の【運営推進会議】で、
定巡は【医療介護連携推進会議】となります。
6か月に1回実施します
在宅医療・介護連携推進事業(地域支援事業)と名前が似てるので、引っ掛けで出してくる。
が、事業と会議で格の違いを見抜けば引っ掛け問題に対応できます。
運営推進会議(地密サービス特有です)
利用者、地域住民、様々な立場の人などごちゃ混ぜ会議
囲い込み防止や、開かれた施設にするための会です。
- 泊まりを提供するとことは2か月に1回
- 泊まりが無ければ6か月1回開催します
夜間対応型訪問看護
22時から6時までが基本
8時から18時は含んではいけない
夜家に行くので、合鍵を預かることもできる。
夜間対応型と定巡の違い
定巡は、夜間に限らず通報システムを使える
通報時に看護師による訪問ができる
料金システムの違い
夜間対応型訪問介護は基本料金に加えて、訪問スタッフを要請した回数がその都度かかる
定巡は月額定額料金となるため、料金システムも異なる
だから、基本料金が安い夜間にしておきながら、夜間に何度も訪問してもらったりしたら逆に高くなってしまう可能性があります。
そういう場合は、定巡にした方がいいです。
定巡は、呼び放題?の感じがしますが、実際はオペレーターが訪問の必要可非を判断するので、呼べば何回でも来るとかいうものではない。
ちなみに、要介護5の定巡基本プランだと、30万円分くらいなので、区分支給限度基準額の大体35万円分のほとんどを占めてしまうことが分かる。
そのため、福祉用具と、明確に時間を分けた訪問リハ・訪問入浴・通所介護くらいしか併用もできないことが分かる。
区分支給限度基準額:要支援1の5万円からスタートして、大体5万円刻みて上がるので、5×7=35万円(実際は36065単位なので360650円)
大体の金額は押さえておくとイメージがわきやすいです。
細かい数字を覚えようとすると、脳内が沸きます(笑)
夜間対応型のオペレーターは定巡と同じ
- 看護師
- 介護福祉士
- 医師
- 保健師
- 准看護師
- 社会福祉士
- 介護支援専門員
ケアコール端末は利用者の携帯でも可なのも、定巡と同じです。
オペレーションセンターは、原則設置だが設置しなくても適切に対応できれば設置無しでもいい。
夜間対応型の計画作成責任者
定巡と同様、オペレーションセンター従業者が作成する。
オペレーションセンター従業者は、1~3か月に1回利用者居宅訪問し面接が必要。
夜間対応型の人員基準等
定巡と同じで、巡回するときにいればいいので、すっといる必要はない。
定期巡回サービスを行う訪問介護職員はサービス提供時間帯を通して専従で1名以上配置する必要がある
→×
日中におけるオペレーションサービス
日中に対応できるオペレーションサービスを設置したら、24時間通報対応加算が取れる。
これは、通報を受けて訪問介護を向かわせるかどうか判断のオペレーション対応サービスに対する加算。
訪問看護は普段使っている所に要請するなどすればよく、自ら対応しなくてもいい。
最後に
定期巡回・随時対応型訪問看護は、もう「ていじゅん」と読むように脳内で変換する方が早く読めます。夜間対応型訪問介護も、「夜間」でいいです。
少しでも脳の負荷をさげましょう。
また、この2つは似ているのですが、テキストだと
- 定巡は看護が入るので「保健医療サービス分野」
- 夜間は「福祉サービス分野」
となっています。
もしテキストで見るときも、この2つは付箋で開きやすくして、比較しながら読むと覚えやすくなります。
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