薬剤師でケアマネ試験を考えている人もいると思います。
薬剤師自体、ただ免許持っているだけでは将来性に不安の残る資格です。
何かやんなきゃ!
はじめに
薬局薬剤師の僕がケアマネ試験を受けようとしたきっかけ
前置き的な内容です。介護の現場で活躍されている方にとっては当たり前の内容かもしれません。
今回はおもに薬剤師向けになっています。
一般的に介護というとどんなイメージをもつだろうか。
老人ホームに入って、車いすで、おむつして・・・
場合によっては、病院で寝たきりで・・・
今思うと部分的な、画一的なことしか想像できない状態でした。
身内には幸いまだ、介護が必要な状態の人がいないので、当然かもしれない。
しかも、自分の働いている薬局では、患者さんは比較的元気だ(笑)
誰の手も借りずに歩いて来局する人がほとんど。
しかしある日、元気だった人が来なくなり家族が代わりに薬を取りに来るようになった。
話を聞くと、本人は脳梗塞で倒れて今は寝たきりになってしまったと・・・
そう、介護は突然やってくるものだ
誰かが介護が必要になったとき、介護保険について詳しければ、いろいろ相談に乗ってあげられるのではないか
そう思ったことが受験のきっかけでした。
ケアマネ試験の勉強を通じて知ったこと
介護予防に力を入れて、要介護状態にならないようにすることが大切
そんなことは漠然とは知っていたが、じゃあ、どうやって予防するのか
予防にも介護保険制度(正確には予防給付と総合事業)は利用できる!
介護保険制度などを利用するためには、まずは、市町村の【地域包括支援センター】へ相談に行く必要があるが、多くの人はそこへのアクセスの仕方を知らない状態である。
というか、僕も、介護が必要になったら相談に行くものだという風に漠然と思っていたし、元気な高齢者はその存在すら知らないと思う。
例えば、【歩けないことはないが、最近なんか足が痛い、腰が痛く、整形外科でも治らない】
こんなケースは薬局には多く存在する。
極端な例では、出歩かなくなり、筋力が弱り、さらに痛みが悪化して・・・を繰り返して、歩けなくなってから相談に行く。
でも実際はそれでは遅いわけで、膝や腰が痛いと言っている段階で、薬局から介護保険サービスの仕組みを説明して、地域包括支援センターへ相談に行くことを促すことができればよいのではないか?
介護保険で提供されるサービスの種類
デーサービス:聞いたことあるけどなに?毎日届く介護用の弁当なんかもそう?
グループホーム:老人ホームとは何が違うの?どんな人が入るの?
自分はまったく知識がありませんでした。
勉強を進めるうちに、介護予防通所リハや、介護予防訪問リハ、地域支援事業の体操教室などを知った。先ほどの例の
【歩けないことはないが、最近なんか足が痛い、腰が痛く、整形外科でもなおらない】
という人へは
具体的な介護サービスの例を出して、「利用できるかもしれないから地域包括支援センターへ相談したら良いですよ」と提案できるようになるのではないか。
(もちろん、実際に使えるかどうかはすぐには分からないが)
色々な介護サービスを知っていると、
全然知らない人とバスに乗って施設に行くリハビリのイメージしかなく、それが嫌な人は、
「リハビリは嫌だ!」となってしまう
知らない人との集団に抵抗があるなら「訪問リハビリも使えるかもしれないよ~」とか言ってあげれば、
「相談に行ってみるか!」ってなるかもしれない。
実際にそのサービスが適用できるかまでは断言できないが、少なくとも地域包括支援センターへ早い段階でアクセスさせて悪化を防ぐことができれば、薬局でも役に立てるはずです。
いざ試験に臨む!?
試験勉強はゴールデンウイーク前から初めて、試験日の10月13日までの間の約半年の計画とした。
まずは連休中に助走をつけてペースをつかんで10月にベストを合わせる
完璧な計画のはずだった
受験を阻む強い力が働いた まさかの延期
10月に入りやっと試験勉強が終わるぜと思っていたら
試験日に台風19号が直撃!!!
公式サイトでは
【前日までに中止の案内がなければ試験は実施する】
と案内されていて、前日の深夜確認して【実施】となっていたので
一安心していた。
が、
ネット上で台風の中試験やるのかって軽く炎上していた。
「台風の中決行して災害に巻き込まれたらどうするんだ、中止しろ~」と
で、試験当日の朝確認すると、【中止】の案内が・・・
優柔不断だぞ それならもっと早く決断してよ!
中止したら中止したで、ネットでは
【再試験の案内もなく、受験料も返金されずに中止!?】
と噂され
やっぱり炎上してました。(笑)
脱力感・・・、笑えないっす。
その後まったく勉強しなかったのは言うまでもない。
しばらくして再試験の案内があってひとまず安心したが、一度勉強が途切れたため中々モチベーションが上がらなかった
すさまじい脱力感に襲われた。
って言われた感じです。
10月13日の試験問題、解答が発表される
試験問題を力試しでやるべきか、やらざるべきか悩む・・・
やって合格ラインに届かなければ、ショック
やって合格ラインに届いていれば、延期されたことがショック
やらないことにした(笑)
勉強しないまま年が明け、2020年元旦
初詣から帰ってきて、一杯のんで酔っ払った状態
この状態でやってみたら、できなくってもショックじゃないよな
そう思って、酔っ払ったままやってみた(笑)
結果は驚きの得点率90%位で合格ライン
2019年度が2018年度に比べて、めっちゃ簡単になってた
なので、ここからは1日30分~1時間の勉強を週休2日で続けることにした。
そして再試験
試験日は2020年3月8日
またもや、受験を阻む力が・・・
試験日が近づくにつれて、不穏な空気が漂ってきた。
新型コロナが猛威を振るい始めており、3月に入ると、再試験も中止するのではないかとネット上はざわついていた。
「試験を受けて、そこで感染してしまうと利用者さんを危険にさらしてしまう。中止だ」
「一度延期されてるんだし、もう延期は時期的に無理でしょ」
色々言われていたが、
マスク着用、アルコール完備など対策を徹底して試験は無事実施されることとなった。
試験当日、5歳児の息子が急に嘔吐して、試験を阻もうとした?が、家での消毒も完璧に行い、試験に臨んだ
初めての経験
延期や中止の危機に見舞われながらもようやく受験ができる。
試験が始まり問題を解き始めた瞬間
「待ちに待った試験だ!!本当に受けてるんだよな 俺」と心の中で歓喜した
試験を受けて喜んだ感覚を覚えたのは生まれてはじめてだった。
貴重な体験だったので書いておくことにした。
そんなことで、次は実際の勉強法について書こうと思います。
前置きなげーよ!!!
スマソ・・・
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