ケアマネ試験

2021ケアマネ試験Ⅱ-17 認知症対応型通所介護・認知症対応型共同生活介護

こんにちは。薬剤師&ケアマネ卵&ブロガーのゆるやく
です。

諸事情あって、毎年ケアマネ勉強を忘れない程度にやっている変わり者です。

はじめに

  • 認知症対応型通所介護(認知症デーサービス:認デー)
  • 認知症対応型共同生活介護(認知症グループホーム:認グル)

この略語を覚えましょう。

この二つも、まとめてやったほうがつながっているため覚えやすいです。

施設の名前も、正式名称より略称のほうが覚えやすいので、長い文字を一文字ずつ読まずに、にんでー にんぐる と略して読むといいです。

認知症対応型通所介護(認デー)

定員

定員は12人以下(これ原則)

通常の地域密着型通所介護(地密デー)が18人以下なので、それより少なめです

単独型

定員は12人以下

併設型

単独型にくっついた併設型です

定員は12人以下

共用型

認グルや地密特養の利用者と一緒にやる共用型がある

定員は3人以下

認知症利用者が住んでいるところに、日中だけ通って一緒に過ごすタイプ

認グルなど、1ユニット定員が9人なので、そこに追加して12人以下(これ原則)なので、定員は3人となる。

認知症対応型通所介護(認デー)は、通常の通所介護といっしょにやってはダメ。

ひっかけ問題

試験問題では、認デーは、通常の通所介護(デー)と共同でできる
→×

というのがあるので、勘違いしないよう注意してください

共用型というのは、認知症の泊まりと通い同士を共用するタイプです。

 

ひっかけ問題

認デーと、通常のデーは、スタッフを分ける、スペースをパーテーションで明確に分けてやれば同じ時間帯に同じ事業所で実施してよい。

→〇

明確に分かれていればOKです。

 

認知症対応型共同生活介護の計画作成者

認知症対応型通所介護計画(認デー計画)は、管理者が作成します
(認グルは、厚労省研修済みケアマネです)

運営推進会議

地域密着型サービス特有の運営推進会議があります。

認デーは、泊まりがないので6か月に1回の運営推進会議です。

(泊まりがある認グルは、2か月に1回やらなきゃダメ)

 

認知種対応型共同生活介護(認グル)

認知症対象だが、急性期は除く(試験で出る)

  • 事業所は住宅街などで、普通の家のふりをしているような感じが理想。
  • 普通の家が理想だから、利用者もできる人は料理をしたり身の回りのことをする。
  • 介護職員は、そんな利用者とともに料理の手伝いなどを一緒にやるタイプの介護をする。

 

認知症対応型共同生活介護は、これだけで完結型

認知症対応型共同生活介護でほとんどの介護が賄われる

だから、居宅療養管理指導以外は併用できません

(居宅療養管理指導は医師・歯科医師・薬剤師・管理栄養士・歯科衛生士が実施)

認グルと併用できるものは居宅療養管理指導しかないため、居宅介護支援は必要がないので、やらない。

認知症対応型共同生活介護は、認知症対応型共同生活介護計画のみで行われる。
(認グルは、認グル計画のみで行われる)

ここですべてをまかなう勢いで運営しているので、

  • 医療連携加算
  • 看取り介護加算
  • 口腔衛生管理体制加算
  • 認知症専門ケア加算

など、必要な加算ができるようになっている

この辺も大体覚えておくくらいでいいです。

認グル計画作成者

  • 認グル計画作成者は、厚労省研修済み介護支援専門員
  • 2ユニット・3ユニットある事業所は、そのうち1つのユニットだけ厚労省研修済み介護支援専門員にする。
    残りのユニットは非ケアマネが作成して、ケアマネにチェックさせる。

認知症対応型共同生活介護の管理者

厚労省研修済み管理者

定員

  • 1ユニット 5~9人まで
  • 最大3ユニットまで作れる

要支援2以上でなければ入れない

認知種でなければ入れない

原則1室1人だが、利用者の処遇上必要なら2人部屋もOK(夫婦とか)

最後

あと一つ、認グルでややこしいのがあります。

「認グル計画の作成に、通所介護や地域行事の参加を盛り込むよう努める」

というのがあります。これはすごくいやらしいので試験に出るかもしれません。

 

認グルは、居宅療養管理指導以外併用できないのに、なんで通所介護なんだよ!って思いますよね。

これは、認グル料金と、通所介護料金を取っちゃだめだけど、認グル料金の中に通所介護も込みでやれっていう意味です。

なんかひどい気もするが、だから「努めなければならない」の努力目標なのだと思います。

 

 

補足!認グルと小多機について

 

認グルは、

  • 1ユニット9人が基本で、そこに併設で2ユニット目、3ユニット目まで作れます。
    その時の、認グル計画が小多機計画と似ていて紛らわしいので注意

 

  • 認グルでは、認グル計画のみで、居宅介護支援はありません。
    (小多機では、居宅介護支援と小多機計画を小多機のケアマネが作成)

 

  • 認グル、小多機ともにケアマネが1人だけというのは変わりありません
  • 小多機は、厚労省研修済みケアマネが全部作成します
  • 認グルは、厚労省研修済みケアマネと、それぞれのユニットに厚労省研修済み計画作成者(非ケアマネ)がいます。
    非ケアマネが作成したものを、メインユニットのケアマネが監督するという形になっています。

 

認グルと小多機の計画者はややこしいので違いをチェックしておきましょう。

 

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